【感想・ネタバレ】前世の時効のレビュー

あらすじ

ある夏の夜、一組の男女が崖から海に身を投げた。以後、平和だった町は自殺の名所として有名になる。十二年後。海辺の町に暮らす小学生の直は一見、笑顔の絶えない明るい性格。が、実際は前科のある義父の虐待生活に疲れ、一刻も早くこの閉鎖的な町から出て行きたいと願っていた。そんな中、東京で民俗学を専攻する大学院生の男、高瀬が町にやって来た。目的は十二年前に心中した男女の死の真相を知ることにあった。亡くなった女性は高瀬の年の離れた姉であり、彼は二人の死が心中ではなく殺人事件だったのではと疑っていた。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルがフックとなって手に取った一冊。

そこから想像したのはスピリチュアルな内容で、実際序盤は12年前の心中事件で亡くなった男女の生まれかわり云々の話が中心。期待通りの内容だと思って読んでいたら、徐々にミステリな内容にシフト。結果としては良い意味で裏切られた感があって、いろんな点で予想外に楽しめました。

ただ、主人公の直が虐げられる様子は痛々しくて辛すぎ。それがあったから感情移入ができたのかもしれないけど…

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2015年04月12日

Posted by ブクログ

上手くまとまっているといった印象.結末も予想外で面白かった.なぜ少年がここまで苦しまなければならないのかと気持ちを高ぶらせたが最後は・・・
以下あらすじ(巻末より)
自殺の名所とされる海辺の町で生まれ育った小学生の直は、最近東京からやってきた少女・咲が気になって仕方がない。以前どこかで会った気がする。なにより、町が有名になるきっかけとなったカップルの死亡した時刻に自分たちは生まれていた。直は、亡くなった女性の弟である大学院生の高瀬とともに十二年前の心中事件の真相を調べ始める。

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2015年03月05日

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