あらすじ
初対面の相手を前に沈黙が続く。さて、どうしよう……。苦手な挨拶を頼まれた。さて、どうしよう……。近隣トラブルが深刻だ。さて、どうしよう……。とかく面倒な世間でも、口のきき方と心構えひとつでずいぶん楽になるもの。しゃべりのプロが、時に自ら動き、時に先人の知恵を借り、時に勝手に聞き耳を立てて見出した、あらゆる「気まずさ」からの脱出法とは。人づきあいで気苦労を抱えがちな貴方への特効薬。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
円滑なコミュニケーションのためのヒントが散りばめられている。当たり前のことが多いが、なぜそれができていないか、それをするためには何を心がければ良いのかが、筆者の視点で整理されているのは、一読に値する。
Posted by ブクログ
相手のプライベートを詮索するような質問をいきなりしないマナーは、日本人社会でのもの。(韓国やフィリピン、欧米では職業や年齢などを初対面で確認する。)
リスクが低い会話のきっかけは「独り言」「現在の共有体験」「自分の報告」。
自己紹介は盛るひつようはなく、自分の人柄を具体的なエピソードで。
タイトルの会話のきっかけにとどまらず、コミュニケーションのコツが軽妙につづられている。
損得勘定による判断も一つの方法、問題に名前をつけて外在化させて解決に取り組むなど、目からウロコの情報もあった。
相手や場のことに関心を払い、ネタになりそうな情報を集めようとする気配りの大切さを感じた。
14-174