あらすじ
長年の異世界生活からついに日本へ帰還した九郎。しかし時代は想定外の、江戸。閑古鳥が鳴く蕎麦屋の店主と出会い、そこで蕎麦づくりと飲食店経営の指導をしながら居候をすることに。ときに挑戦金を賭け道場破りに臨んだり、ときに妖怪画家に連れられ飲み歩きしたり、ときに火付盗賊改と共に悪漢を倒したり、ときに乳飲み子の世話を仲間とみたり。小さくも賑やかな九郎の世界を描く、珍奇な時代小説風日常コメディ第一弾、ついに電子版で登場!!
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Posted by ブクログ
異世界から帰還してみたら現代日本ではなくて江戸時代だった……というところから始まる人情ものの時代小説風なファンタジー・コメディ。マズイ蕎麦屋をそれなりに食えるものにするところから始まり、道場破りやら火盗改やら捨子やら、時代劇や時代小説のお約束エピソードを異世界帰りの老人(外見10代)がのんびり解決していきます。
Posted by ブクログ
正直そんなに期待してなかったんだがいやあこれは面白いです。
異世界パートがイマイチなのは難とはいえ江戸パートは実に面白くて我慢できずになろうで続編を読み始めてしまったことであるよ。
Posted by ブクログ
現実から異世界に行った人が、さらに帰ってきてみたら江戸時代だったと、そんな話である。
個人的には合わなかったようで、どの辺が気になるかと考えてみた。おそらくは、この言葉に集約されるだろうーー「これって江戸時代でやる意味ある?」である。
異世界の描写においてもそうだが、現代のネタのパロディがあまりに多く、江戸という世界観とマッチしていないし、たとえば男の娘キャラなどは、単に陰間と言い換えているに過ぎない。
つまるところ、舞台を移しているだけであって、この内容なら現代が舞台でも構わないように思えるのだ。根幹の設定に必然性を感じない。
物語の展開もあまり見られず(あまりに顔見せ回過ぎる)、コミカルな部分での高いテンションにもついていけずじまいであった。文章もこなれていない印象が残る。
一言で言えば、合わなかったということだろう。星三つと評価したい。