あらすじ
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『ダイヤモンド・ザイ』の人気No.1連載「女子高生株塾」の単行本化第二弾。リーマンショック、東日本大震災で激変した株式投資やFX、世界経済の状況から行動経済学や金投資までがマンガを読むだけでわかる。マカオの裏社会とトレード対決する女子高生ミカ。勝負の行方はいかに?
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Posted by ブクログ
金融・株・投資のことは、社内の資産形成セミナーで知っている程度の浅めの知識しかなかった。
ブログで株や投資の入門としておすすめの一冊ということで、実際に電子書籍で買って読んだ。
全体的に、金融・株・投資のことを詳しく知らない私のような人にも理解しやすい内容になっている。これから積立NISAを始めるような社会人だけでなく、高校生や大学生にも金融を学ぶにあたって良い書籍だと思う。
専門用語についても漫画のストーリーと合わせてイメージをつかみやすい。日常生活において、新聞やニュースアプリ出てくる金融用語について理解を深めるのにも良い。もっと世界の経済・金融の動きがわかりそうだ。
以下、特に学んだこと。
(1)ダウの犬
・NYダウを構成する優良な高配当利回り銘柄だけでポートフォリオを組む投資方法のこと。ダウ30社に選ばれるような、配当を出し続けることのできる超優良企業に投資し続ければ、多少株が売り込まれたとしてもそのうち買い戻されるので儲けられる
・日本版ダウはTOPIX Core30
(2)アクティブファンド・インデックスファンド
・インデックスファンド:『日経平均株価』や『NYダウ』などの株式指標(インデックス)と同じような値動きをするように作られた投資信託の1つ。指数の種類は、TOPIX、日経平均、NOMURA-BPI総合、MSC-コクサイなどたくさんある。
・アクティブファンド:独自の銘柄選択や資産配分により、株価指数等の動きを上回る投資成果を目標とする運用方法のこと。TOPIXを上回る利益を出したアクティブファンドの割合は、過去10年間で3年しかない。信託報酬や販売手数料がインデックスより高い。
(3)景気敏感株・ディフェンシブ株
・景気敏感株:景気が良くなるとすぐに株価が上がる業種の株。代表業種に、原材料系(パルプ/鉄鋼/化学)、機械系
・ディフェンシブ株:景気に関係なく需要が安定している業種の株。配当目当ての長期投資をするならディフェンシブ株にする。代表業種に、インフラ(ガス/鉄道/通信)、食料、医薬品。代表的な会社にNTTドコモ、エーザイ、武田薬品
・スクリーニングすれば配当利回り10%〜20%台の株が見つかるが、かなりデンジャラス。安定して3〜4%台の配当利回りのディフェンシブ株で安定を取ろう
(4)デフレ下の配当戦略
・デフレ下では、金利が低くても国債は持っているだけで価値が高まる。逆に株は株価が一向に上がらないから投資家の関心は配当に向けられる
・利益余剰金がたくさんある会社は、経営基盤が強いのでかんたんに配当は落ちない。会社四季報で利益余剰金を確認できる