あらすじ
誰にも必要とされていない、という思いを抱きながら毎日を送るあさぎは、ある日違う世界へと迷い込んでしまう。そこで出会ったのは、赤い髪、獣のような体躯をもつ男・ソード。ぶっきらぼうで野蛮な彼は、あさぎへの強い欲情を押さえ込みつつも、傷だらけになりながら激しい情熱で、あさぎを魔物から護ってくれる。初めて自分が自分である意味を見いだせたあさぎは、ソードと共に生きたいと願うが、ソード自身に元の世界に戻れと突き放されてしまい…。恋の炎に焼かれる運命の恋。
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Posted by ブクログ
出版当初まだ珍しかった異世界トリップ?でしかも人外もの!何回でも読み返しちゃいます!元々吉田先生大ファンな私ですが、中でも1,2を争う大好きな作品ですね!
Posted by ブクログ
人間男の尻を裂く煉獄の鬼×メガネっ子詰襟男子高校生
どわぁ(笑)
って感じでジタバタしながら読みましたが、どうやら私は吉田珠姫さんが好きみたいです。
さらに、続編の愛の日々もまた、期待を裏切らないファンタジーっぷりです。
ちゃんと調べたのかな?
神話などを少しでも齧っていると、主人公の知識と合わない部分が出てきて戸惑います。
まず、日本の鬼は一概に邪悪な存在ではないし(神使であるなまはげ等を考えれば分かり易い。)、堕天使は元々、神の意思に逆らい人間贔屓して神の怒りを買った存在だ。まあ、彼らの齎した火によって後に人間達は争いを起こすようになるのですが。
冥府等と呼ばれる世界の食べ物を食べると元の世界に帰れなくなるのは、それこそ神話や伝承に頻繁に出てくるのだから、主人公がそれを知らないのは明らかに不自然。
設定破綻にがっかりしました。
ペルセポネは母親のデーメーテールがハデスと交渉した結果、一つの柘榴の実を食べた割合を時間換算して元の世界と冥府を行き来するようになっただけでしょうが。
本当にいい加減すぎる。
それ以外の部分でもご都合主義だな〜って白けるところはありますけどね。
主人公は高校生にもなって中学生レベルの浅はかさだし。
あのさあ、簡単に抱いて欲しいとか言ってるけど、あんな環境・状態でやったら確実に裂傷ものだし、内臓まで傷付くし、どう考えても出血多量で死ぬよ?どんだけ想像力が貧困なのさ?
しかも、激痛の中で勃つわけねえだろ、作者!これはもう、BLはファンタジーだから!では済まされないよ。
それと、帰りたくないなら「元の世界に居場所がないから」くらい言え!
苛々して仕方がありませんでした。お前いくつだよ?と。