【感想・ネタバレ】戦略「脳」を鍛える―BCG流 戦略発想の技術のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年11月08日

転職エージェントの方に薦められ、面接対策に読み始めた。

この本は、思考のしかたをフレームワーク・方法論に落とし込んで教えてくれるので、手っ取り早く何かを変えたい人に強くおすすめできると思う。
一方で、一流コンサルタントの思考を追えるかというとそうでもないので、その手の中身を期待すると少しズレそう。...続きを読む

個人的に、自分は左脳派だと自覚があるぶん、グラフ化とかビジュアル化とか、その辺りがけっこう刺さった。コンサルタントって徹底的な左脳派だと思っていたけど、そう単純でもないらしい。

20年前の本なので、具体例がある程度古くなっているところには注意しよう。

3つの気づき
・グラフ化、ビジュアル化のすすめ
・ミクロ、マクロとよく言われるが、その視点にも種類がある
・チームを考えるとき、多様な人がいたほうが議論が生まれやすい

0

Posted by ブクログ 2023年06月10日

少し古い本になるけど左脳派と思っている私も意識して右脳も使い、シャドーボクシングをすることが必要だなと感じさせられた。それにはもっとインプットもしなくては。。そうした上でもう一度この本を読みたい。

0

Posted by ブクログ 2023年04月28日

戦略の活かし方について記載

戦略とはありたい姿−現状
戦略を覚えるだけでは活かせない
ユニークさが勝てる戦略の鍵

ユニークな戦略とは定石+インサイト

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年01月26日

スピードを獲得せよ
【(パターン認識+グラフ発想)×Shadow Boxing】

パターン認識とはフレームワークのこと
コスト系:スケールカーブ、経験曲線、コストビヘイビア
顧客系:セグメンテーション、スイッチングコスト、ロイヤリティ、ブランド
構造系:V字カーブ、アドバンテージマトリクス、デコン...続きを読むストラクション
競争パターン系:ファースト・ムーバー・アドバンテージ、プリエンプティブ・アタック
組織能力系:タイムベース競争、組織学習、ナレッジマネジメント

0

Posted by ブクログ 2023年11月28日

ユニークな戦略を思いつくために何が必要なのか、因数分解方式でわかりやすく説明した本。
ユニークな戦略=定石+インサイト
インサイト=(パターン認識+グラフ発想)×シャドウボクシング+レンズ

0

Posted by ブクログ 2023年07月16日

2時間ぐらいで読める
右脳的な思考を高めたい方におすすめ

左脳思考(ロジカルシンキング)の定着が前提となってる気がするが

0

Posted by ブクログ 2022年02月07日

かなり良本。
基本的な戦略系の考え方が整理されていて、かつ、わかりやすく噛み砕いた練習問題によって理解が深まった気がします。
もはや、コンサルの方にはあまり前かも知れませんが、他からすると取り入れられる部分が多く、会議やディスカッションの場で意識的に実践していきたいです。
そこそこ古い本なのに、全然...続きを読む色褪せない一冊。

0

Posted by ブクログ 2021年11月23日

戦略コンサル実践編という感じ。実際思考を発展させることは難しく、一度陥穽にはまるとなかなか抜け出すのは難しい。それを著者はまずは自分の思考パターンを認識するところから始め、パターンを認識しておくこと、パイの拡大、バリューチェーン、進化論など様々な方法でずらし思考を展開することを紹介している。右脳と左...続きを読む脳の往復とか言うはやすし行うは難しで一朝一夕でできるものではないが、自分の思考をいかに拡大していくかチャレンジしていきたいとは思う。
人を使って展開するのが個人的には一番早いかなとも思う。とはいえいつも人を使うわけにもいかないので、一人でもある程度はできるようになっておきたい。

0

Posted by ブクログ 2021年09月18日

戦略の考え方の基本を教えてくれる良書。
もちろん読んだからと言って即実用!のような魔法の杖ではない。しかし念頭において実践の場に立てば、ブレない指針にはなると思う

ユニークな戦略=定石+スピード+レンズ

スピード→(パターン認識+グラフ発想)×シャドウボクシング
レンズ→拡散レンズ+フォーカスレ...続きを読むンズ+ひねりレンズ

この考え方は本の中の説明で詳細に語られる。
勉強になった

0

Posted by ブクログ 2021年09月15日

面白い。
戦略は定石とインサイトに分けて考える。
定石だけでは勝てない。定石なんて皆知っている。
どうやって自分達の勝ちパターンを作るのか?
レンズとスピード!

0

Posted by ブクログ 2021年01月17日

前課長に勧められた本。
ビジネスに於ける所謂フレームワークを使いこなす考え方がまとめられてる本。イシューから始める的な感じで、ふむふむ、なるほど。となるが、実際に現場で使いこなすのは難しそうだなという印象。

行き詰まった時にこの本に書かれてることを意識して実践することを繰り返すことで身につけていけ...続きを読むば良さそう。

0

Posted by ブクログ 2020年11月28日

ビジネスにおける戦略を考えるうえでのプラスアルファの能力=インサイトをどうみにつけていくのか頭の使い方が分かる本であった。インサイトがユニークさを生む、ファースト=ムーバー=アドバンテージ、拡散レンズとフォーカスレンズ、アナロジーで考える、多様性からの連帯だ。これらは実際の問題で考えて訓練する必要が...続きを読むある。

0

Posted by ブクログ 2020年05月12日

さすが、ボストンコンサルティンググループ所属(当時)の著者による書籍。
言葉で説明するのが難しい思考法を、式や具体例、練習問題などをうまく交えて伝えてくれます。とても分かりやすい、というか分かった気にさせてくれます。

思考のスピードの部分、特にパターン化やシャドウボクシングの考え方は、自身の仕事に...続きを読むおいてそれに近いことができている気はしました。今後も意識していきたいところ。

その上でパターン化やグラフ化をもっと自身の仕事に落とし込んで、形式知化して、組織の力に変えていけたらと思いました。

思考法は概ね理解できましたが、ビジネス戦略という意味ではまだまだです。そもそも戦略のセオリーが頭に入っていないので。
ただ、自分にとってビジネス戦略の知識を詰め込むのは今じゃないとも思っています。
より経営に近い位置での仕事を意識したタイミングで考えたいと思います。

これまでビジネス書や思考法の本は、読んで再読するイメージが持てなかったら、リサイクルショップ(今ならメルカリ)行きにすることが多いのですが、この本は考え方のフレームワークになっていて、また必要な時に参照したいと思いました。ステイです。
著者による「新刊を買わせる戦略」にまんまとはめられているんでしょうか。良書であることを実感することになりました(^-^;

0

Posted by ブクログ 2020年02月22日

BCG日本代表(発行当時)による「頭の使い方」の本。
頭の使い方は、大きく「具体と抽象を行き来する力(MECE、So what?、Why so?等の考え方を徹底するもの)」と、「発想の幅広さ」の2つに大別されると理解しているが、この本は後者を鍛えるもの。
今まで前者を扱う本ばかり読んでいたので、後者...続きを読むの存在を思い出し、考え方のヒントをもらえたという意味で意義深かった。実際の事例がふんだんに盛り込まれていたのも◎。「今まで悩んでいたXXがすっきり解消!」のようなアハ体験までは到達しなかったが、非常にバリューの大きな本だった。

0

Posted by ブクログ 2017年12月20日

定石の戦略に+α (=インサイト)を加える思考術を説いた本

■インサイト = 思考スピード + レンズ
①思考スピード
・要素 = 右脳(パターン認識+グラフ思考) + 左脳(シャドーボクシング)
・パターン認識
  └コスト/顧客/構造/競争/組織 の視点
・グラフ思考
  └構...続きを読む造をグラフで脳内に描いてシミュレート

②レンズ
・種類 = 拡大/フォーカス/ヒネリ
  ・拡大
    └MKT拡大 (EX)ピザの外側/チーズ
    └バリューチェーン (EX)トヨタが購入前後の領域に金融業として進出
    └進化論 (EX)アスクル/1万ドルで2輪車が爆発的に売れる
  ・フォーカス
    └ユーザーになりきる (EX)CD購入者は自分でも気づかないうちに妥協している
    └てこを探す (EX)主婦会のオピニオンリーダーを突く
    └ツボをおさえる (EX)金融業界の顧客構成×利益貢献額で見ると相談層がツボ
  ・ヒネリ
    └逆張り (EX)不経済な僻地を攻める証券会社 vs 大都市圏のみ対象にしたメリルリンチ
    └特異点 (EX)低コストで市場成長以上に拡大する拠点はなぜうまくいったのか
    └アナロジー (EX)誰が×どこで×なぜ = 高校生×定食屋×空腹感満たすため ⇒ 要素を交換してみる

■インサイトを持つ組織を作るPNIルール
・ポジテイブに受け止める(~な点が面白いね...)
・ネガティブを伝える(この目的からすると....)
・踏まえて意見を重ねる(むしろこっちのほうが...)

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年05月14日

「オススメポイント」
同じ戦略を使っても勝ち負けはつく。
戦略の定石だけでは勝てない世の中で、「定石+α」の+αの部分について考えたい人にオススメ。
逆にポーターだったりの戦略の定石を学びたい人が読むと期待外れに終わる。

上記のような内容のため、「AI発展後の人間の知的生産」みたいな文脈に興味のあ...続きを読むる人が読んでも面白いと思う。定石は機械に噛ませる事ができる世の中で人間の介在価値とは何か。

「学び」
学びは大きく③つ。

①戦略の定石をパターン化してストックする
定石はただ覚えるのではなく(と言うより覚える事そのものに意味はあまりない)、どんな時にどう使えるのか抽象化してストックしておく事が重要。切り口の持ち札を増やす。

②思考のクセを認知し、意識的に切り替えられるようにする
イメージで捉える事が多めの人、論理的に考える事が多めな人など小さい頃から積み上げた思考のクセを認知する。仮説の確度を上げるためには右脳、左脳どちらも必要なため意識的に切り替えるようにする。

(ちなみにメモだが、僕は右脳を使う時間が長く感覚的に物事を捉える。その後最後に左脳的にまとめるから他人から左脳的と言われることも改めて認知。結局他人が見てるのはアウトプット段階での自分。)

③日頃からコンセプトを捉える事でアナロジー思考を鍛える
※ただの生活者とマーケッターの思考の違いとして、上司にも言われた話。例えば氷結を見て(目の前にあった)、生活者は「爽やかそう」と手に取るがマーケターはなぜそれを爽やかと感じるのか捉え直す。そしてそれが爽やかさを感じさせたいもの(例えばシャンプー)に活かせないかイメトレしてみる。
このストックを作る事で、思考のジャンプを論理的に起こす事ができる。


まとめると、
人間の強みは”物事を抽象化して、過去の知を他に活かすその応用力”なのでは。と、思った。

0

Posted by ブクログ 2017年05月02日

ボストン・コンサルティングでの戦略の作り方の本。
王道の戦略から着想を経て、自分のインサイトで戦略の幅を広げていく考え方は面白かった。
広いレンズ/狭いレンズ/ひねりレンズの考え方は普段の仕事にも応用できそう。

0

Posted by ブクログ 2016年12月26日

ある程度訓練された人が読まないとあっさり流される可能性が高い内容だろう
逆にある程度訓練された人にはシンプルだが深い内容

0

Posted by ブクログ 2016年09月02日

★深みよりはシンプルさ★難しいことを簡潔に示すのがコンサルタントの技量なのだろう。そういう点で古いながらもすっきりする本だ。備忘録として本のエッセンスを。

・ユニークな戦略=定石+インサイト
・インサイト=スピード+レンズ
・スピード=(パターン認識+グラフ発想)*シャドウボクシング

・パターン...続きを読む認識
1<コスト系>スケールカーブ、エクスペリエンスカーブ(経験曲線)、コストビヘイビア(固定費・変動費、スケール・スコープ)
2<顧客系>セグメンテーション、スイッチングコスト、ロイヤリティ、ブランド
3<構造系>V字カーブ、アドバンテージマトリクス(業種特性=親会社と子会社は違う)、デコンストラクション
4<競争パターン系>ファースト・ムーバー・アドバンテージ(先行)、プリエンティティブアタック(先制)
5<組織能力系>タイムベース競争(付加価値のない時間の取り除く)、組織学習、ナレッジマネジメント

・グラフ発想=脱平均の意識で

・レンズ=拡散+フォーカス+ひねり
1<拡散>市場でないと思っているところを見る、バリューチェーンを広げる、進化論(長い時間)で考える
2<フォーカス>ユーザーになりきる、テコを効かせる(波及効果はどこに)、ツボを押さえる
3<ひねり>逆張りする、特異点を探す、アナロジーで考える

0

Posted by ブクログ 2015年11月15日

・スイッチングコスト、ロイヤリティ、ブランド(顧客が自社の商品から他社品に乗り換えるコストを高めることで顧客のロイヤリティを高める
・マーケティングの究極の目標は「人のイヤな気持ちを知ること」。消費者ニーズよりも来んプレインの中に商売の手がかりがある
・ユーザーになりきって、物をどのように購入してい...続きを読むるかを徹底的に調査することでユーザーの購買行動の全体像とディテールを把握し、さらにユーザーが感じている不満、つまり普段から妥協している点を探さなくてはならない。
・テコを探そうとするとつい一番上の層の市場に目がいきがちだ。だが、この層には下の層がついていけないことも多い。そこでひとつ下の層に対してマーケティングを行う、この人たちを囲い込む。すると、テコの効果が現れて、フォロワーの層もどんどんついてきて勝ち組となれるのである
・消費者はお得感で物を購入している。大森焼きそばなら、焼きそばで空腹を満たすという機能だけでなく、お得感も併せて販売することで、かかるコストと販売価格の関係を変化させること、なにを販売しているのかをシフトさせることができるのである。
・戦略構築チームには、多様性からの連帯が必要だ

0

Posted by ブクログ 2019年01月16日

WBSでもおなじみのBCG代表 御立 尚資さんの本

戦略とは理想と現実のギャップであるという(問題ともいえる)

近年、書籍等で戦略に関する知識はいろいろな方法で得られるがそれがイコール勝てる戦略を構築できるとはならない。
このギャップをつなげるのがユニークな戦略であるという。

ユニーク...続きを読むな戦略 = 定石 + インサイト
インサイトとは勝てる戦略に必要な頭の使い方、その結果として得られるユニークな視座のことをいう。

インサイト = スピード + レンズ

スピード = (パターン認識+グラフ発想)×シャドウボクシング
レンズ = 拡散レンズ+フォーカスレンズ+ヒネリレンズ

だという。それぞれどういうことなのか気になる人はぜひ読んでみてください。
確かにいくら戦略の本を読んで知識を得てもそれを現実の課題に対して活かせるかというと難しいなと思っていた。最終的には仕事の中で頭を使って体得することになりそうだが、頭の使い方のコツ、今のうちにインプットしておくべきことが明らかになったのでよかった。

御立さんみたいに経済番組のコメンテーターになりたいですね。あんな風に的確にコメントできるようになるには相当の訓練や経験が必要なんでしょうね。

メモ
必須コンセプトワード
コスト系 スケールカーブ、経験曲線、コストビヘイビア
顧客系 セグメンテーション、スイッチングコスト、ロイヤリティ、ブランド
構造系 V字カーブ、アドバンテージマトリクス、デコンストラクション
競争系パターン ファースト・ムーブ・アドバンテージ、プリエンプティ・アタック
組織能力系 タイムベース競争、組織学習、ナレッジマネジメント

0

Posted by ブクログ 2023年04月11日

インサイトがない戦略は優位性がない。
インサイトとは「勝てる戦略の構築に必要な頭の使い方、ならびにその結果として得られる、ユニークな視座」のこと。

インサイト=スピード+レンズ

0

Posted by ブクログ 2021年07月23日

内定先からの課題図書3冊目。

【概要】
企業の「戦略」を考えていくためには、定石+「インサイト」が必要である。
多くのビジネス書にある通りの戦略を学ぶことは勿論大事であるが、それだけでは他社に勝つことはできない。だからインサイトが必要である。
インサイトを分解するとスピードとレンズに分かれる。
...続きを読むピードに関しては左脳の働きである「パターン認識」と右脳の働きである「グラフ発想」を組み合わせ、それらを「シャドウボクシング」によって鍛えるというもの。
レンズとはユニークな戦略を具現化するための「モノの見方」であり、視野を広げる「拡散レンズ」、狭く深く見る「フォーカスレンズ」、思考をジャンプさせる「ヒネリレンズ」が存在する。

これら(インサイト)を定石である戦略論と組み合わせて使うことで、有効な戦略立案へと繋がる。

0

Posted by ブクログ 2019年08月29日

■学んだこと
第一章「インサイトが戦略に命を吹き込む
▼勝てる戦略=新しいユニークな戦い方
・戦略とは「ありたい姿=マイナス現状」である。
・戦略の定石は必勝の法則ではない。⇒過去の経験から学んだ事。
▼戦略論プラスアルファを生み出す技=インサイト
・戦略論の知識がある事と、勝てる戦略を構築できる事...続きを読むとの間には大きな隔たりがある。
・公式「ユニークな戦略=定石+インサイト」
・公式「インサイト=スピード+レンズ」
スピード⇒進化をどんどん加速させ、差別化を図る。
レンズ⇒ユニークな仮説を作り出すための「モノの見方」。思考のツール。
・戦略脳を鍛えるためには実践あるのみ。
第二章「思考のスピードを上げる」
▼インサイトは左右の脳のコラボレーション
左右の脳を並列的に動かす技であり、一つ一つを吟味するのではなく、多くの情報を一度に並行して処理していく。そのために、ビジュアル的に全体像を捉えて瞬時に処理する。
▼スピード=パターン認識+グラフ発想×シャドウボクシング
・パターン認識
①戦略論のエッセンス論理を積み上げることなしに、定石の組み合わせを行う事が可能となる。思考の前提条件。
②物事の局面ごとに、「これはこういうことだ。」とパターン化する事。そして、それを記憶する事が有利になる。
※コンセプトワードを利用する。人間の頭は全ての事象を詳しく記憶できない。
・グラフ発想
①複雑な事象を単純に把握できるうえ、グラフを操作してシュミレーションをする事が可能となる。
②戦略仮説を言葉と論理ではなく、グラフに置き換える事。平均情報をバラバラにして、個々のデータを全て俯瞰する。
・シャドウボクシング
①立てた仮説を筋の良いものだけに絞っていく。また、複数の視点でチェックする。それによって、質の高いモノに進化させていく。
②立てた戦略を他人に理解されやすいモノにし、説明する事にも役立つ。
第三章「三種類のレンズで発想力を身に着ける」
▼レンズ=拡散レンズ+フォーカスレンズ+ひねりレンズ
・拡散レンズ
①ホワイトスペースを活用⇒市場だと思っていない所を見る。
②バリューチェーンを広げる⇒企業活動の川上から川下まで見る。それによって、拡大したり、特化したりする事ができる。
③進化論で考える⇒長い時間軸でマーケットを見る。その中で、新しい戦略の余地がないかをじっくりと考える。
※このレンズを身に着ける最適な訓練は優れた歴史観に裏打ちされた書物を読む事。
・フォーカスレンズ
①ユーザーになりきる⇒購買行動の全体像とディテールを把握するのに役立つ。
②テコを効かせる⇒どこを動かせば一番波及効果があるかを考える。Ex.ナイキの中田英を起用したプロモーション。達成したい目標に応じて、広い範囲の可能性について、ゼロベースで考えていく癖をつける。
③ツボを押さえる⇒競争戦略の要諦である「最小限の資源の投入で最大の効果を得る。」
・ひねりレンズ
①逆バリする⇒大部分の人と逆のことをする。
②特異点を探す⇒全体の傾向から外れた特異なグループの存在を発見し、それらの行動パターンを詳細に観察することで、懸案の解決策を発見する。
③アナロジーで考える⇒Aで成り立ったものが、Bでも成り立たないかと考える事。
※モノの見方をずらして考えてみる。(誰が?どこで?なぜ?の3つの軸を使う。)
【実践できる事】
①ニュースや、事例をチェックする時は、自分で考えたコンセプトワードで記憶する。普段から使用しているパターン(フレームワーク)であっても、本当にそれ以外の分類はできないか考えてみる。
②左右の脳の入れ替えをイメージする。自分の心の中で「今から左脳を使う。」というように、切り替えを認識する。
③普段のアイデアを考える時や、事例をチェックする時でも、学んだレンズを通して、他にも可能性はないか考えてみる。

0

Posted by ブクログ 2019年05月21日

BCG中興の祖である御立さんの戦略開発発想法についての本(2003年)
BCGの当時の戦略の概説。わかりやすくて良書

コスト系のコンセプトワード:スケールカーブ、経験曲線、コストビヘイビア
顧客系のコンセプトワード:スイッチングコスト、ロイヤリティ、ブランド
構造系のコンセプトワード:V字カーブ、...続きを読むアドバンテージマトリクス、デコンストラクション
競争系のコンセプトワード:First Mover Advantage、Preemptive Attack
組織能力系のコンセプトワード:タイムベース競争、組織学習、ナレッジマネジメント

グラフ発想、

視野を広げる:ホワイトスペースを見つける、バリューチェーンを広げる、進化論で考える
狭く深く見る:ユーザーになりきる、てこ(組織リーダー)に働きかける、ツボを見つける
ひねり視点:逆張り、特異点、アナロジー

0

Posted by ブクログ 2019年05月04日

インサイト
戦略論を知ったうえで必要となる
プラスアルファの能力

経営学などの基礎を知ったあとに
実務で勝つための考え方、手法。

0

Posted by ブクログ 2018年10月14日

これを一冊喜んで完璧にするというよりも、あとから戻ってきてまたタグ付したいり。

そう思えるエッセンスが散りばめられている本だった

0

Posted by ブクログ 2016年07月27日

パターン化
グラフ化
視点をずらす

こういうノウハウ本って、新しいやつに追い越されていくのだなと感じる。

0

Posted by ブクログ 2016年02月20日

戦略論という定石を当然知った上で、新たな戦い方を作り上げる「プラスアルファの能力」を身につけた者だけが、勝つことができる。
この「プラスアルファの能力」を「インサイト」と呼ぶ。
勝てる戦略の構築に必要な頭の使い方、ならびにその結果として得られるユニークな視座のこと。

他の人のレビューを読むと名著だ...続きを読むということは分かるが、
私の頭では一度読んだだけではうまく咀嚼できていない。

0

Posted by ブクログ 2015年02月01日

戦略脳=定石+インサイト

単に戦略の知識を得るだけでなく、
頭の使い方を分かりやすく追体験できる良著。

思考のスピードを速めたいときに読む

0

「ビジネス・経済」ランキング