あらすじ
モレア海を制する海賊の一族・プレヴェーサで、統領の補佐として参謀を務めるカナーレ。閑雅な美貌の下に凄惨な過去を秘める彼は、艦隊司令官のアヤースに愛され、安らぎを覚え始めていた。そんなある日、旗艦が嵐に巻き込まれ、カナーレは高波にさらわれてしまう。パドアの浜辺に打ち上げられているところを、ニノア同盟国盟主のオルセン大公に助けられるが、カナーレはすべての記憶を失っていて――!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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Posted by ブクログ
記憶喪失ネタでした。
前回の感想で「大人しいのは船に乗ってる時くらいなもんで」と言いましたが前言撤回です。船に乗ってても落っこちるようなので、四六時中目が離せません、この受。
しかも今回は船から落ちた上に記憶喪失で、またもや面倒な事件に巻き込まれ、攻の気を揉ませてます。
このシリーズの攻は、強靱な心臓と胃袋でもないと、とっくに胃潰瘍か心筋梗塞にでもなってそうです。
受は浜辺に打ち上げられていたところを貴族に助けられ、別の名前を与えられるんですが、その名前で始終話が展開されるので、どうも今回は感情移入出来ませんでした。
ますます複雑になってきたストーリーですが、軸がぶれないので安心して読めます。