あらすじ
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昼間は語学学校の受付嬢、夜はサイトの管理人、それが私―下条あがさの毎日だ。日本国内で凶悪事件が起こるたび、テレビやネットを使って、情報収集をしてまわる。なにしろ、私のサイトは、現実に起きた事件を、みんなで推理するのが目的。ある日、東京で連続殺人事件が発生し、サイトの掲示板は犯人予想で盛り上がる。ところが、オフ会を開いた途端、私の身辺では次々とおかしなことが……。 20代OLを主人公にネット社会が持つ怖さを描く、ライト感覚のミステリー。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今となっては珍しくもないネットを利用した犯罪。
少なめのページ数とテンポの良い展開で読みやすい。
暇なときにサラッと読むにはちょうど良い一冊か。
Posted by ブクログ
ネットにて、本物の犯罪の犯人を当てるサイトを運営している主人公。
連続殺人事件が起こり、それに対してとある事情で
オフ会をしてみれば、そこから不可解な事ばかりが発生し始める。
とりあえずあれですか、突如出てきたやつは疑え?
しかし、そこに憧れがあったりなんかしたら
もうそれは仕方がない事です。
主人公は確実に、思い込みだけで生きてるかと思われます。
犯罪をニュースや新聞で見たり聞いたりする時
自分だけは大丈夫、と思う事があるはず。
危ない事なんてない、こんな事にはならない。
まさにそのまんま、というより、フラグ立ってます、でした。
家族も友情も、寸での所で失わなかった…とはいえ
かなり痛い授業料だったのは確かです。
人の不幸は蜜の味、と言います。
その話で盛り上がる場合もあります。
が、それは相手の背後やら何やら、少しでも身近に感じていて
それでも…と思う事がある時の事。
見知らぬ誰かの不幸を、こんな風に話すのはいただけない事です。
自業自得。
まったくもって、この主人公に共感も同情もできかねます。