あらすじ
俺の名はスペードマン。ゴミ処理人だ。標的の名前だけ教えてくれればいい。そいつが死ぬ。それだけだ――テロ攻撃で汚染され、住民の大半が立ち去ったニューヨーク。残った人々は仮想世界に引きこもり、それすらできない貧乏人だけがうろついている。そんな街で殺し屋稼業をする俺は、ある日18歳の女性の殺害依頼を受けた。子どもは殺さない主義の俺だったが……荒廃した街に生きる一匹狼!
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Posted by ブクログ
殺し屋を主人公にしたハードボイルト、もしくはピカレスク系かと思えば、なんとディストピア系の小説だった。
確かに「俺は弾丸」と豪語する殺し屋が主人公なんだけど、そもそもその割にはあっさりターゲットの女の子と逃避行を始める。サイバーパンク風の近未来設定もなんかあちこちの映画でみたような設定の寄せ集め。
そこで、魅力のないキャラがバラバラと宗教的な薀蓄を披露しながら戦う。
まず、主人公をはじめとしてどのキャラにも魅力が感じられないのが致命的だし、これは原文なのか日本語訳なのかわからないけどヒネリすぎて読みにくい文章にも魅力が無い。
ただ、この世界観も映画化したらそれなりにいけそう。
キャラの魅力なんて俳優でカバーすればいいし。
主演はデンゼルが候補らしいけど、「ザ・ウォーカー」みたいな感じか?で、女の子はクロエ・グレース・モリッツで…。ん?それじゃ「イレイザー」になってしまうか!