アダム・スターンバーグの作品一覧

「アダム・スターンバーグ」の「Mr.スペードマン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • Mr.スペードマン
    3.0
    1巻1,012円 (税込)
    俺の名はスペードマン。ゴミ処理人だ。標的の名前だけ教えてくれればいい。そいつが死ぬ。それだけだ――テロ攻撃で汚染され、住民の大半が立ち去ったニューヨーク。残った人々は仮想世界に引きこもり、それすらできない貧乏人だけがうろついている。そんな街で殺し屋稼業をする俺は、ある日18歳の女性の殺害依頼を受けた。子どもは殺さない主義の俺だったが……荒廃した街に生きる一匹狼!

ユーザーレビュー

  • Mr.スペードマン

    Posted by ブクログ

    俺の名はスペードマン。ゴミ処理人だ。標的の名前だけ教えてくれればいい。そいつが死ぬ。それだけだ――テロ攻撃で汚染され、住民の大半が立ち去ったニューヨーク。残った人々は仮想世界に引きこもり、それすらできない貧乏人だけがうろついている。そんな街で殺し屋稼業をする俺は、ある日18歳の女性の殺害依頼を受けた。子どもは殺さない主義の俺だったが……荒廃した街に生きる一匹狼を描く、超異色クライムノヴェル。

    どちらかと言えばSF小説のジャンルに入るのかもしれないが、読んでみた。仮想世界の要素を取っ払えば、確かにハードボイルド小説であった。

    0
    2024年08月11日
  • Mr.スペードマン

    Posted by ブクログ

    サイバーパンク前夜的な設定を背景にしたお話。
    ネットにダイブできるけど、人体改造には至ってない、的な。
    主人公のヒットマンの一人称形式のところはハードボイルド的とも言えるし、ちょっと押井の攻殻が思い浮かぶところもありますね。
    早川の SF のシリーズとして出ていれば、そういう意識で読んだんだけど、NV で出ていたので、SF っぽいところにのれるまでに時間がかかってしまった感じ。
    中盤の幾分まったりしたところが乗り切れれば、終盤はそれなりに楽しめると思います。

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    2016年11月27日
  • Mr.スペードマン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    殺し屋を主人公にしたハードボイルト、もしくはピカレスク系かと思えば、なんとディストピア系の小説だった。
    確かに「俺は弾丸」と豪語する殺し屋が主人公なんだけど、そもそもその割にはあっさりターゲットの女の子と逃避行を始める。サイバーパンク風の近未来設定もなんかあちこちの映画でみたような設定の寄せ集め。
    そこで、魅力のないキャラがバラバラと宗教的な薀蓄を披露しながら戦う。
    まず、主人公をはじめとしてどのキャラにも魅力が感じられないのが致命的だし、これは原文なのか日本語訳なのかわからないけどヒネリすぎて読みにくい文章にも魅力が無い。

    ただ、この世界観も映画化したらそれなりにいけそう。
    キャラの魅力な

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    2016年04月21日
  • Mr.スペードマン

    Posted by ブクログ

    核爆弾だけが核兵器ではない。放射性物質を入れた容器の横で通常爆弾を爆発させれば、一帯は放射性物質で汚染され、人が住めないエリアと、住みたくないエリアが作られる。破壊力だけが核の威力ではない。ニューヨークで発生した事実だ。

    そう展開すれば、読者の頭には現在ではない近未来の時間が動き出す。
    明らかな年代を示すのではなく、漠然とした近未来。おそらくその世界では、コンピューター・サーバーの中に限りなく現実に近い仮想世界があり、人は点滴で栄養補給しながら仮想世界に耽っていることがあっても不思議ではない、と勝手に受け入れる準備が整ってしまう。SF世界への導入として上手い手法だ。

    新興宗教の宗主が

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    2016年02月14日
  • Mr.スペードマン

    Posted by ブクログ

    近未来のニューヨークを舞台にした正義の殺し屋の物語。期待を感じるような帯の惹句に惹かれ、読んでみたのだが、外れ。盛り上がりも無ければ、驚愕の展開も無い。

    どこかアンドリュー・ヴァクスの探偵バーク・シリーズのような雰囲気を感じた作品。

    最近の早川書房の作品は当たり外れが大きいように思う。

    0
    2014年12月20日

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