あらすじ
「将来の夢は、楽な方法で、すぐに死ぬことです」
趣味は自殺の研究。自称「メンヘラ」のエリート刑事、梅林寺凜々子(ばいりんじ りりこ)
と、
熱血漢の肉体派、竹山弥生(たけやま やよい)警部補のコンビが活躍する、新感覚キャラクター刑事小説!
カッターナイフを振り回し、消臭スプレーを噴射するリリコ。非常識なリリコの言動に対し、怒鳴り散らす竹山。
対立しながらも、神戸で起こる事件を次々と解決し、ふたりの距離は次第に縮まっていく。
そんなある日、警察官を狙った暴行事件が勃発し、凶器からリリコの指紋が検出される。
その裏には、十年前から続く因縁が隠されていた…。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
予想より面白かった。
メンヘラことリリコの鮮やかな事件解決ぶり、竹山とのやり取り。
事件がとてもエグい内容だと思ったけど、まったくあり得ない話でもない。
最後のリリコのどんでん返しが良かった。
理解しきれていない箇所がありそうなので再読してもいいかも。
精神分裂者の犯罪をどう扱うか。キートン氏の本を読む
Posted by ブクログ
表紙などから、ラノベかと思ってなめていた。
ごめんなさいという感じ・・・よく見たらRight Novelなんですね。
主人公の梅林寺凛々子は趣味は自殺方法の研究で、
楽な方法で死ぬことが夢。
なめていたというのは事件の描写が頭の中でリアルにイメージ出来てしまい(汗)
そりゃ、正常な精神を持っていたらPTSDにもなるし「私はメンへラ―だ」と言うでしょーという感じです。
だって未だにストーカーされてるんだよ
ムリでしょーきついでしょー
読んでる方も不安になるような描写で
物語が進む中で いったい誰が狂気で狂っているか、
誰が正常なのか・・・分からなくなる危うさもありました。
サイコに殺されかかっている時 絶体絶命のピンチに
笑って殺されるコトができる・・・?
たった一人 己が助かるために誰かを殺す???
あるいは沢山の人を助けるために どうする・・・の?
トロッコ問題か!?・・・みたいな・・・
心が壊れかねない事件に遭遇してしまった時に
ずっと抱えたまま死ぬのを夢見て 生き延びるのと
記憶を失くして生きるのと どっちが辛いのかな←どっちが幸せかではなく、どっちが辛いんだろーと思いました。
ライトな表紙に騙されてはいけない・・・(笑)
ヘビーなお話でした。
だけど・・・続きが出たら読むと思います。