【感想・ネタバレ】中学なんていらない。 不登校の娘が高校に合格するまでのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

これ、読んでると悲しくなるなー。

要約すると、作者の娘が不登校になり、中学校はまったくの無関心。中学校からの働きかけがまったくない中、両親が独自に動いて病院や塾を調べ、登校しなくても高校を受験し合格するまでのストーリー。
学校現場を知っている身としては、この学校の対応はただただ悲しい。だけど現実に、こういうところもあるんだよね……としか言えず。両親は「どうしたらいいのか」を学校に向けて言っていたんだろうかと思う。言っていたら学校も「ああ、困っているんだな」とようやく気づけたかも。不登校はもう珍しくなくなっているし、もしかしたらその学校には何かが起こっていて、娘さんのことは二の次になっていたのかもしれない。相手からのつながりが断ち切られてしまうと(途中で作者は学校に対して不信感を抱いてしまっているので、頼ろうと思う気持ちはなくなって当然かもしれないけど)、人って、働きかけることをやめてしまうから。

この漫画を読んだ人は、野原広子さんの「娘が学校に行きません」を読んでほしい。こっちは、この漫画と違って学校が協力的だった事例が挙がっている。本当に、周りに恵まれて支えられて立ち上げれた子もいるんだよってことを知ってほしい。
結局、学校の対応次第、両親の受け止め方や対応次第で子どもの人生は変わってきちゃうんだな……と最後まで読んで悲しく終わってしまった。

0
2016年02月06日

「女性マンガ」ランキング