【感想・ネタバレ】吸血鬼たちの淫らな晩餐のレビュー

あらすじ

「君が美味しくなれるように、僕たちが愛を教えてあげる」 このひもじく惨めな現実から逃げ出したい。絶望的な日々を送る孤児のハルの前に現れた吸血鬼の兄弟、アルベルトとフェリクス。二人は幸福な者の血がこの上なく美味と知り、ハルに満たされた暮らしを与える。しかしその味は兄弟を満足させるものではなかった。二人を失望させたことを悲しむハルに、兄弟は極上の餌になるようにと甘美で淫らな愛を教え込むのだが…。

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Posted by ブクログ

2人の吸血鬼フェリクスとアルベルトのディナーになった孤児のハルは、路上で拾われて突然何不自由ない生活を送り始めた。
幸せな人間の血は美味しいらしく、ハルは2人に恩返しするために身を捧げようと決める。
しかし人間を捕食する吸血鬼と、捕食される人間としての関係性は難しい。ハルの人間としての立場や考えもわかるし、人間に迫害される吸血鬼の気持ちもわかると、どっちが正しいとか悪いとかではない。
深いテーマはともかく幸せな人間の血は美味しい。という考え方はとても面白くて好きでした。

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2021年12月13日

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