【感想・ネタバレ】21世紀論点シリーズ民主国家への道 ジャカルタ報道2000日(小学館文庫)のレビュー

あらすじ

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1997年の通貨危機を引き金に崩壊した32年間のスハルト政権、中継ぎのハビビ政権を経て民主的に選出されたワヒド大統領へ。現地で特派員として見続けたからこそ描けるインドネシア政治・経済・社会の変貌の様子を、国会の中から路上観察までリアルにレポート。原本は2000年発刊。

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Posted by ブクログ

インドネシアがスハルトの独裁政権から民主国家へと変貌していった2000年代初頭を舞台に、当時毎日新聞支局長として現地に駐在していた筆者が変貌の過程を記したもの。当時の政治状況が鮮明に記されており、非常に興味深い一冊だった。

それから20年経った現在でも、本書に通じるような話は沢山ある。結局20年経っても汚職体質は変わらないし、表立ちはしないが依然軍部の力を感じることもある。社会のさまざまな部分に課題がさんせきしている。

ただインドネシアは人口面で高いポテンシャルを持った国であり、人々の熱気は本当にすごい。国民の平均年齢も30歳未満と若い。

戦後からずっと関係の深いこの国について、もっとみんなにお伝えできるよう、また本書のような本を読んでみたい。

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2021年08月08日

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