あらすじ
資産家の跡取り息子から一転、貧しい下働きへ──。家が没落し天涯孤独な蓮は、豪商の御影家に住み込みで働くことに。そんなある日、隠していた美しい顔が、屋敷の主・御影琢磨の興味を引いてしまう。「おまえは何者だ?」異国の血を引く端正な美貌で富も名声も手にする御影は、蓮の素性を明かそうと強引に抱いてきて!? 隠しても香る気高き花の芳香──運命の嵐に翻弄される大正ロマン!! ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。
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作者買いです。
水原先生の作品は、こういう展開が、多いしエロさ満天さが、さすがです。
今回は、大正時代設定なので更にエロさが、止まらなかった。
よかったです。
Posted by ブクログ
大正時代の没落貴族の話って聞いてもういてもたってもたまらず買ってしまったわけですけど!大好きな水原先生ですし!
両親が亡くなり、変態のおじさんに騙されて恥辱の限りを尽くされて性行為にトラウマにというもう心ときめく設定も本当に素晴らしいとおもいます!
で、エロいこと全般トラウマになってるのに好きな人とセックスしたいと思うまでの過程が素晴らしいですねーーーー!!!ダンダン
あと以前水原先生の作品について台詞が硬いという意見を目にしたような気がするけれど、これは文学っぽい空気というかそういう硬めの台詞が大正という設定にしっくりきてたんじゃないかな〜と個人的に思います
最初の方からプレゼントあげたり攻め様の好意がわかりやすくてにやにやする…
あと嫉妬心が高まりすぎてレイプとか素晴らしいですね
Posted by ブクログ
新しい時代と古い時代の混沌とした大正時代が好きです。
資産家だった蓮は没落し、商社を営むハーフの貴公子、御影の家で下働きをしている。
御影は恋に奔放で屋敷に迄男娼を呼ぶ始末。
ある日、その男娼の機嫌を損ねてしまった蓮が鞭で打たれている時に御影が戻り、うっかりと蓮の口をついたドイツ語や英語に驚愕し、そして
興味を持つ。
わざと顔を隠して素性を隠していた蓮には、身を潜めている訳があった。
蓮の美しさや賢さに次第に惹かれていく御影。
ある日無理矢理同行させた夜会で、蓮の素性を知る事になるが。
蓮の一度身を落としても這い上がれる力や、育ちの良さからでしょうか、他人を思いやる気持ちが溢れていて好感が持てました。
この時代の上流階級の方々に集う夜会は心惹かれますね〜☆
水原さんの作品は不憫受けで攻めがひどい作品が多いですが、この作品も受けがだいぶかわいそうな目にあいます。
今回はトラウマになるほど酷い目にあっていた受けを何回も攻めが犯すのでちょっとひいてしまいました。特に薬を使う所が酷すぎていくら改心しても攻めを好きになれませんでした。
谷崎への報復が中途半端だったのも不満です。