あらすじ
国の借金は増え続けているのに、それを返済する「未来の大人」である子どもの数が減り続けている日本。「子育て」「老後と消費」「介護・医療」「まちづくり」「働く」「産業」、6つの視点からの検証で、人口減少社会の姿が具体的に見える! 経済の観点を含めながら「人口減少」にまつわる問題、国の政策、社会のニーズなどを整理して、できるだけ具体的でしかも体系的に見えるように解説。また、「現状の課題」「現政権の政策・構想」「企業、個人が取り組むこと」をたどりながら、成熟社会への提言・アドバイスもふんだんに提示する。ビジネスパーソンはもちろん、学生や主婦など、日本の将来にばく然とした不安を抱いている人に、道標としてぜひ読んでもらいたい。
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Posted by ブクログ
少子高齢化の進む日本において、
今後どうしていったら良いのか?
子育て、老後と消費、介護・医療、まちづくり、働き、産業と
章立てし、それぞれについて詳細に記述されている。
とかく、マイナスイメージも強く、実際その面もある
少子高齢化社会ではあるが、ようはやり方。
今の延長線上ではだめであるが、やり方を変えるだけで
追い風と出来ることがよく理解できる本。
各章において、著者なりの提言がなされている。
中には、実現性にやや難しさを感じるものもあるが、
読んでいて実に納得感は高い。
例えば、医療について。
これまで通りの感染病については保健の対象とするが、
生活習慣病については、自己負担とする案などは是非するべき。
また、税金について。
労働力人口が減っていくのに所得税増税は限界。
やはり、消費税増税になる。
最後に国は船で、国民は乗組員と表現されている。
乗客ではないことをよく認識し、国民の意識改革の必要性を説いている。