【感想・ネタバレ】スイス探訪 したたかなスイス人のしなやかな生き方のレビュー

あらすじ

財布の紐は堅いが、公共への財産寄付を厭わぬスイス人の金銭感覚。永世中立の国にして、48時間あれば35万人を動員できる民兵制度。閉鎖社会と批判されつつ、国際ビジネス界をリードする現実。ヨーロッパ社会の孤島スイスが、牧歌的イメージと裏腹に、その骨太な存在感を示し続ける原点とは何か。警察の世界から外交の世界に飛び込んだ著者が、スイス大使として人々と語らい、現場を訪ね調べた末にたどり着いた答とは……。持ち前の行動力と知的好奇心により、スイス社会、歴史、人を自ら徹底現場検証。欧州大陸の中で永世中立を保つスイス固有の力と魅力の背景を浮き彫りにする。

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元警察庁長官でもありスイス大使を勤めた國松孝次さんによる気楽に読めるスイス本といったところです。大体の歴史とスイス独特の制度、及びスイスに関するエッセイが何遍か納められており、網羅的にというわけでは無いがなんとなくのスイスの輪郭が浮かび上がってくるようなそんな本でした。
高い生活水準や「永世中立国」という響きから何かと理想化されがちな国ですが、色々と独自の事情も抱えた「普通の国」として描かれています。
それはそうとスイスワイン飲んでみたい…

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2024年08月17日

Posted by ブクログ

なんとなーく、外国について書いてある本を読みたくて手に取った。

スイスは、いつか行ってみたい国ではあったけど、自然がきれいな国とか永世中立国…っていうイメージしかなかったので、スイスについての情報にたくさん触れられたのはよかった。
傭兵が強い国というのは初めて知ったし、徴兵制を持っているのも驚いた
また、直接民主制が残っている、という知識としてはあったけど具体的にどう行われているか知らなかったので、知れてよかった。
国民の過半数の賛成を得る必要がある憲法改正の投票ががしょっちゅう行われていたり、住民が一堂に会して物事を決める制度が残っている自治体があるのも驚いた。

あと、この本にあるような知識については、自分の国についても知りたいと思ったし、知る必要があるのかなと思った。

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2022年06月05日

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