【感想・ネタバレ】きのこ人間の結婚のレビュー

あらすじ

◆新婚生活は、摩訶不思議。
菌類ひしめく世界で生きる、きのこ人間カップルの毎日は波瀾万丈。
気鋭の本格ファンタジー名手がつむぐ、新感覚菌類絵巻!
◆描き下ろし&たっぷりのおまけページを加え、待望の単行本化。
【内容紹介】
きのこ人間が暮らすのは、動物ではなく菌類が支配的な惑星。
牧人のアリアラと書記のエリエラは部族を超えて結ばれようとしています。
村は十年ぶりの有性生殖に沸き立ちますが、実はエリエラは第三王女の想い人でもあったのです。
果たしてふたりの運命やいかに?
人外ファンタジーの名手・村山慶のつむぐ不思議絵巻、

*WEBマガジン「ぽこぽこ」で連載された話題作!

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Posted by ブクログ

きのこアンソロジー『きのこ漫画名作選』にとりあげられていた第一話からの続きが読める。
現代となってはファンタジーとなった、人類がそのほとんどを過ごした部族社会を
かわいい絵柄ときのこ・菌類の世界観を通して楽しめた。

P125 人は死にたくもないのに戦争をしたがる 食っていけないからだ
 戦になれば人が減り恩賞がでる それが目当て


21世紀前半。
毎日のニュースは戦争やいさましい発言、脅したり、脅かす武器の話。
戦争ごっこが好きな人が多いんだろうか?
戦争が起こるぞと焚きつけて、高額な武器を買わせれば儲かるし、
またそのカネでマッチを買い、火をつけて、ポンプを買わせればいい。

あとほんのもうちょっとで、権益構造のための茶番がバカバカしくなって
みんなが手放す日はくるだろうか?
20世紀末に冷戦構造が崩壊したとき、それを期待したけれど、
そのあとも新たな無い敵を作って、貧しいものの人生や大切な家族を奪い、恨みを抱かせて、テロリストを量産し、また、それを攻撃する武器を揃えるだけだった。

この無法を誰があからさまに仕掛けているか?
醜い年寄りが若さに嫉妬して、ちいさな子供のいる父を少年を戦場へ送り込み、
家族帰りを待つ母子がむごたらしく殺されゆく大量の血に悦び、延命を図っている。
死気漂うかつての先進国では、ハイブランドが血の色で染め上げられ、抉り取り出した心臓を飾り、悪魔的価値や装いを賛美する。
それは自由の到達点というよりも、弔いの準備のための部族社会の生贄や供物のような何かだろうか。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

きのこの擬人化マンガではないです。菌類が多様な進化を遂げ、生態系の頂点に君臨している世界を描いたSFでした。
きのこ人間の生活習慣や食文化、使われている道具に階級制度…設定が詳細に練られていて、異文化を覗いているような楽しさがあります。
でも設定の面白さに比べると物語が弱い。この特異な世界を説明するだけで終わっているんですよね〜。もっと面白くなりそうなのに。

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2016年09月25日

Posted by ブクログ

題材がすっごくおもしろい
けど、書き分けが若干甘いのかわざとなのか読み込まないとおいてかれる時もある

続きが楽しみ

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2015年08月30日

Posted by ブクログ

いつもの村山慶ワールドで微百合とシニカル?な空気感を味わえます。
幼児キャラの微笑ましい愛くるしさもいつも通りで癒されます。
ただ、ストーリーが巻末で一応のオチは着いているものの、主人公2人以外のその後が明らかにされていないので食いたりなさが残ります。
そのため内容は良いのですが中途感があり、単巻完結であれば星3としました。
続編予定があれば刊行希望します。

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2015年01月12日

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