【感想・ネタバレ】太陽が見ている(かもしれないから) 3のレビュー

クラスメートの他愛もない話を聞いている時。クラスメートのコイバナを聞いている時。修学旅行の女子部屋で誰かと誰かが揉める時。
例えばそんな瞬間に、「周りと馴染めない」とか、「どうでもいい」とか、思ったことはありませんか?
いくえみ綾の描くマンガは、「本音と建前」で言う所の「建前」の部分の描写が繊細で見入ってしまいます。
この『太陽が見ている(かもしれないから)』は、実写ドラマ化で大人気の『あなたのことはそれほど』と同様に、人の心は複雑に揺れ動き、人間関係に対して繊細に反応することを丁寧に描いています。
このマンガの中心にいる楡(にれ)は、少しミステリアスで他人を拒絶するような態度を取りますが、物語が進んでいくと彼の取る行動も理解できます。とにかく彼のビジュアルや言動が、痛々しくも美しいです。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

前巻の終わりで楡にキスしてしまった岬。お互いなんか避けてる感じ。楡とキスしたことを日帆に話す岬。なんか素直って言うのか真っ直ぐって言うのか、物事を岬みたいにはっきり言えるのって大事なことだと思うけど残酷だよね。泣く岬を日帆が抱きしめてるところが印象的。岬の背景白の「楡、あたしの楡」ってやつと、日帆の背景黒の「楡、私の楡」って対照的で。なんかゾクっとした。楡は日帆となんかしたのかな。岬が持ってきた誓約書なんか重いな。岬は楡にとって絶対壊したらだめなもの。フラットハウスを出ていく事を決めた岬。その前にお風呂からバスタオル姿で出てきた日帆に衝撃だったけれども。

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2018年10月14日

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