あらすじ
聴覚や嗅覚などの「感覚」の再編を通じて宇宙と内面を捉え直し、哀感とユーモア、静謐なエロティシズムをも湛える独特の表現世界を築いた尾崎翠(1896-1971)。昭和初期に書かれた奇跡のような作品群から代表作「第七官界彷徨」と緩やかに連なる四篇、没後発見の映画脚本草稿「琉璃玉の耳輪」を収録。(解説=川崎賢子)
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Posted by ブクログ
当時の風俗を濃厚に反映した作風。特に精神分析の題材が多いです。阪東妻三郎プロダクションの公募に応じて書かれ、選ばれることのなかったシナリオ草稿『瑠璃玉の耳輪』は、カメラでとらえる光景を意識して書かれたことがよくわかる内容と語り口です。
Posted by ブクログ
タイトルを見て、わたし好みかもしれないと思って読んだ。
読み始めて思ったのは、つまらないなぁ、と。
いつ面白くなるんだろうと思いつつ、読むペースは衰えず。
読み終わって初めて、これもの凄く面白かったんじゃない?と思った。
つまり、わたし好みだった。