【感想・ネタバレ】君よ憤怒の河を渉れのレビュー

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君よ憤怒の川を渡れ

2015年01月20日

とても重厚な内容で読みごたえがあった。
この作者はどれを読んでも引き込まれて
楽しいです。お亡くなりになったのが残念です

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Posted by ブクログ 2021年01月20日

検事が濡れ衣を着せられ逃亡するお話でした
逃亡しながらも濡れ衣の罠の理由を調べようとする
逃亡先での出来事と検事の強運や能力がもう
ぶっとんでる感じがしました
それでも、それだからこそ?楽しめたのかもしれません
映画化もされてるようでそれもちょっと気になります

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

昭和40年代にモンスター級にヒットしたハードボイルド小説。高倉健主演で映画化もされたので上の年代には有名だが、さすがに私の世代だと知らない方も多いのでは。ちなみにこの映画、中国でも「10億人が見た」と言われる大ヒットだったらしいです。



【あらすじ】

「この人がうちに入った強盗です!」

街中...続きを読むで見知らぬ女性から指さされた時、東京地検のエリート検事である杜岡広人の人生は崩れた。国家権力に追われる身となった杜丘は、あるときは北海道で羆と闘い、あるときは盗んだセスナで飛び立ち、あるときは歌舞伎町の繁華街をサラブレッドで失踪し、ある時は人食い鮫が跋扈する海に断崖から飛び込みながら、自分を陥れた黒幕に迫らんとする。



ちょっとあらすじをなぞっただけでも聞き捨てならないフレーズが多過ぎるのはともかくとして、今や何かのパロディでしか描かれないような、コートの襟を立てたハードボイルド・ガイの活劇が、これまた昭和らしい虚飾を排した硬質な文体で描かれていた。例えばこうだ。


水だけは豊富だ。水腹が、歩くたびに音をたてた。葦の草の中にナナカマドが真赤な実をつけて、その背景の日高連峰から抜き出た空は深いブルーだった。しかし詩情はなかった。兎を何羽か見た。殺すために石を持って歩いたが、その石もじきに捨てた。



淡々とした文体の中に、主人公を突き動かす憤怒だけが滲み出るかのようだった。多少、ご都合主義のきらいはあったが、そんな細かいことにこだわる人間にハードボイルドは描けないのだと、行間に作者の信念が潜んでいるかのようだった。パロディなどの第三者視点に毒されてはいけない。ハードボイルドは、これこそが男の美学なのだと、陶酔し切る人間にしか書けない文章であり、物語なのである。


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ネタバレ

懐かしいなぁ…。

2024年03月25日

映画化されて、中国で大ヒットした話で有名ですが、北海道の自然で襲ってくるヒグマが、笑ってしまうほどの見事な着ぐるみで、そのシーンだけは爆笑しますww。

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