感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
なかなかに牡丹が辛辣で笑った。人は他人事だとこんなにも無関心に慣れてしまうのだな、と思いました。世界観や登場人物の設定がとても好みです。紅玉いづき先生にしては、珍しく主人公が少女じゃなく男性で驚きました。でも、やっぱりこの方の少女小説が好きだからか、なかなか主役の男性たちに感情移入出来ない(凄く好きだけど)。続編が出たら買うかわからないけど、新装版が出るなら買う。
Posted by ブクログ
読み終わりました!
夏祭りの夜の独特な雰囲気が味わえます!
。。久しぶりに縁日へ行きたくなりました(笑)
牡丹さんの作る飴細工。。
美味しそうだったな(〃゚σ¬゚)ジュルリン..
私の傍にも妖怪さんがいるのかな。。
もしいたらどんな妖怪さんかな・・と気になりました!
もう一度やり直したい・・・
あの日の過去に戻りたい・・・と誰もが思うこと。。
私もそうです。。
だから叶義さんの想い共感です・・・
このお話は、回を重ねるごとに
最初はどうなることかと思っていましたが
ラストにいくにつれ優しく紐解いていく
そんな素敵な小説です!
私も。。ハッとさせられることばかりでした・・・
紅玉さんの作品、初めて読みました!
「ガーデン・ロスト」「19-ナインティーン-」も
読んでみたくなりました(〃^^〃)
それにしても…蜜香ちゃんに道理さん
個性的だったな(笑)
叶義さん×牡丹さんのコンビ好き。。
続きがちょっと気になりますね♪表紙も素敵です!!
Posted by ブクログ
電車のお供に連れて行って、ぱらぱら読んで、ようやく読み終わりました。
持ち歩くなら、これくらい読みやすい本がいい。
というのは、個人的感想で。
物語の内容は。
妖怪の見える叶義と、その妖怪を飴で表現することのできる牡丹の二人が主人公の物語。
牡丹のことを「美しい」と思う人の身近には妖怪がついている……という話だったのだけれど。
読んでて思ったのが、どんなあらすじの形をとっていても、根底に流れるものって一緒だなって思いました。
紅玉先生の本は紅玉先生の本だった。
ただ今回は登場人物が「女の子」じゃなかっただけ。
なんだってそう思いました。
「においが一緒だー」って思ったんです。
最初、読み始めた時にはちょっとだけ、京極先生の本のにおいに似てるかもしれないってちょっと思いました。
でもこれは、先入観で、この作者さんが「京極先生の本を読む人だ」って頭がこっちにあったからかもしれないし、本当にただただ単純ににおいが似ていたのかも知れない。
あっ、でもそれは決して悪い意味で言ってるんじゃなくて。
好きなものに触れると、それを食べちゃいたくなるし、きっと親和性が高いから自分の中に知らず知らずのうちに血肉となっていくものだから、当たり前なんだと思う。
でも読んでるうちに、どんどんその感覚が薄れていって、最後は作者さんらしさで終わってた。
この話の裏テーマって「選択すること」なんだろうなって思った。
いつもは女の子がしている選択を少年だった青年が、今回はした。
自分の選択に後悔しかしなかった青年が大人になって最後に下した選択は……という話。
そういうことかあ……って思った後に。
ふと自分の選択を振り返った。
実は私、人生において、たった一つだけ後悔している「選択」がある。
「何でそんなことをしちゃったんだろう……」という頭の痛くなるような選択で、今もその選択の結果に常に振り回されていて、ずっと後悔継続中なんだけど。
さて果たして、そこで別の道を選んでいたとして。
私はその結果に後悔しなかっただろうか?
って思ったら自信ないなあ……って思いました。
例えば別の選択肢を選んだとしても、選ばなかった道を羨んで後悔するような気がする。
結局、選んだ道で何をするかが大事なんだろうなって思いました。
そしてやっぱり登場人物は優しすぎて。
こういう人たちの中で、ちょっとゆっくり休憩したいと思いました。
ありがとうございます。