あらすじ
2014年10月、東海道新幹線は開業50周年を迎えますが、まさにその節目のタイミングで、子どもたちに大人気の「新幹線のお医者さん=ドクターイエロー」のすべてがわかる本を、鉄道ファンの少年少女に贈ります。(小学中、上級以上向け)
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Posted by ブクログ
東海道、山陽新幹線の線路や電線などをチェックするドクターイエローが、どんなふうにチェックするのかと、ドクターイエローからの情報をもとに、電線や線路をなおす人たちのことが、くわしく書いてあります。
Posted by ブクログ
子供の本と侮ってはいけない。すごく面白かった。ドクターイエローの車両の秘密、また普段あまりスポットライトを浴びることの少ない保線や電気の担当者の言葉がたくさん盛り込まれていて、新幹線の安全性の高さと、働く人々の誇りをわかりやすい言葉で確かに伝えている。実際にドクターイエローに乗車してたくさんの人の言葉を聞くという綿密な取材と、著者の人柄がにじみ出る優しい文体が相まって心温まる一冊になっている。
文中にときどきある、「これはなんだろう?」というちょっとした疑問は、敢えてその場では解決されず、伏線として後できちんと回収され解決されている。子供が「先を読みたい」と思う気持ちがふくらむ構成になっている上に、読後にモヤモヤが残らない。構成がしっかりしててすごいなぁと思っていたら、著者がライター/編集者の方だそう。さすがです。私もこんな本を作ってみたい。
Posted by ブクログ
「世の中への扉」という小学生向きのノンフィクションシリーズの1冊。
ドクターイエローに関するデータや,著者の飯田さんがドクターイエローに乗車して取材したことなどが書かれています。
小学校3~4年生程度から読めると思いますが,興味があればもっと低い学年でも読むと思います。電車好きの子にはたまらない1冊。
ドクターどうしてドクターイエローはなかなか見ることができないのか,イエローがなぜ生まれたのか,ドクターイエローの仕事は何かを子どもにも分かりやすく説明しています。
特に,ドクターイエローの仕事について,くわしく書かれていて,東海道・山陽新幹線にとってはなくてはならない存在だというのがわかります。