あらすじ
玉緒が毎日通う図書館で出会った不思議な少年ミドリくん 彼に隠された切ない秘密は…? 心に響く読み切り短編集 【同時収録】糸と釦/劇団中学生/14歳の肖像/キミドリミドリアオミドリ
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
収録作品はどれも素敵ですが、特に表題作が印象に残りました。作品全体に流れる温かくて静かな雰囲気がとても好きです。「かんじんなことは目にみえないんだよ」読むたびに、忘れていた大事なことを優しく思い出させてくれるお話です。
Posted by ブクログ
表題作が本当に好き。
読んでいくうちに、自分の中にあったわだかまりやもやもやが
きれいに溶けていくのがわかる…
そんなお語。
この作者さんの短編集の中で
一番の傑作じゃないかな。
誰かが誰かを思う気持ちが
ぎゅうっと詰まっていて素敵です。
モノクロなのに、不思議と色が見えてくる…
そんな本です。
Posted by ブクログ
羽柴麻央さん作品で、いちばん好き。
もうお気に入りの一冊。
最初のミドリちゃんのお話は切なくて温かくて…
義理の兄と妹のお話も、登場人物の思いがすごく伝わってきて一緒に泣きそうになって…
コンビニ店員さんに片思いする男子学生の眼鏡っ子具合が可愛いすぎて…
全体的にムッハー!ってなるよ。
Posted by ブクログ
やわらかい雰囲気の絵に惹かれて購入。
読む前はひとつだけでも気に入る話があれば…ぐらいの気持ちだったけど、どの話もすごくよかった。
あったかくて、でも切なくて。心にじんわりと沁みこむ感じ。
すごく丁寧に描かれてるなあとおもった。
やっぱり一番好きなのは表題作の「イロドリミドリ」。
Posted by ブクログ
やさしくてちょっぴり切ないお話たち。
表題作がいっとう好きです。
日々をすごしていると、見逃してしまうものも、とりこぼしてしまうものもたくさんあって・・・その中でもとりわけ、目に見えない”気持ち”を視るのはなかなかどうして難しい。
目を閉じて見えるもの、の玉緒の表情に読み手の私も引きずられ目頭が熱くなった。
Posted by ブクログ
もやっと陽の光がすこし眩しくて目を細めた感じ。暖かくて頭の中がほわーっとなるよう世界観。きれいです。登場人物1人1人の気持ちが丁寧に描かれていてそれが交わって、お話が生まれていく感じがきゅんと切なくて愛しい。切なくてやさしい。そんなお話がいっぱい。大好きです。
Posted by ブクログ
羽柴さんコミック第二段(私的!)
絵がかわいくてしょうがない。
ミドリくん、ミドリちゃん。
きみちゃん、あおくん。
かわいいなまえ。いいなまえ。
ほんとにかわいいー!
内容にもほっこり。
Posted by ブクログ
やさしくてなぜだか少し泣きたくなった・イロドリミドリではラストがなんとも切なく、気持ち悪さとか、そういう感情は一切なかった・
絵柄がすごく書き分けているのですごい作家さんだと思った・
最後の短いお話が、またなんとも切ない…
Posted by ブクログ
久々に買った羽柴さんのマンガ*
相変わらず、とってもほんわかした気分になれました。
羽柴さんの言葉の選び方が好きなので、どの話も心の中にすーっと染み込んできました。
Posted by ブクログ
思わず表紙買いした作品です。
表題作は中2のたまちゃんと、ちょっぴり不思議な子ミドリ君のお話。
ラストの秘密とたまちゃんの表情にはグッときます。
自然と涙腺が緩みます。
本当に丁寧な絵で、すごく素敵でした。
他3つのお話にもいろんな感情が詰め込まれています。
よんで損はないですよ!オススメです。
Posted by ブクログ
久しぶりに出た羽柴さんの最新作。
羽柴さんの書く物語は、ほっこりゆったりしてて、ちょっぴり切ない。
表題になってる「イロドリミドリ」は、ほんとに素敵で切ないお話だった。
終わり方がすごく綺麗で、こういうストーリー展開って羽柴さんだからこそって思う。
Posted by ブクログ
かなり制作時期にばらつきのある短編集なのだが、かえって羽柴麻央の作家性がよくわかる。複雑になった家族関係や、人との距離のとりかたの難しさといった現代的な世相が繊細に反映されて、この一冊のしなやかな背骨になっていると思う。変わり続ける世の中で、変わらない純粋なものがまぶしい。
Posted by ブクログ
4作品収録の短編集。まず絵が上手い。かわいらしくはっきりした線で好感が持てる。話も質が高い。こういうスタイルの漫画としては珍しくどんでん返し的な要素も取り込んでいたり、なかったりで、少女漫画作家としては異例なほどにエンタメ的な引き出しが多く、飽きさせない。ふき出しやモノローグがやったら小分けになっていて画面がうるさい気もするが、それがこの作者の味なのかもしれない。近頃の大ヒット少女漫画の傾向として「純愛」というキーワードがあげられると思う。そうした「純愛」は、どんな苦難も乗り越えて達成されるある意味ストイックなものであるが、実際に考えればリアルとは言いがたく、入り込めない人にとっては突き放してしまいがち。この作品ではそういった重く非現実的な「純愛」は全く描かれない。ここで登場するのは、家族愛であったり初恋であったりというリアルな、そして別の意味でのピュアな「純愛」である。リアルなだけあって、登場人物の思いは上手くいかないことが多いが、最後は不思議とあったかい気持ちになる作品が揃っている。表紙のウォームな絵を見てピンときて買ったなら、ハズレはないだろう。