【感想・ネタバレ】プロ棋士の思考術 大局観と判断力のレビュー

あらすじ

トップ囲碁棋士のなかでも、とくに優れた大局観をもつ著者が、プロとして勝ち続けるために必要な、ものの見方、考え方を明快に説く。布石、定石、手筋といった知識・技術の先にある囲碁の極意とは? 幼少期から劣等生で、意志が弱く、誘惑に勝てなかった著者が、いかにして最強の囲碁棋士となったのか? 「捨石の発想」「悪手が好手になるとき」「強さと弱さは同居する」「負けには理由が必ずある」――物事の本質を見抜く勝負師の言葉は、ビジネスにも人生にも通じる普遍性をもつ。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

小学生からプロの道がある囲碁の世界。
社会経験がないのに、お金をもらえるので、遠めから見るとなんとなく勘違いしているように見える人もいるような気がする。
礼儀作法、挨拶など、勝てばかつほど、礼儀正しくなっていく人もいる。
ちょうど、ヒカルの碁のコミック、アニメを見るとわかるかもしれない。
まざまな人間模様が囲碁の世界にある。
そこを生き抜いた依田の言葉だけに重みがある。
いろいろな経験のもとに形成された思考を知ることができる。
小中学生の囲碁ファン必読。

内容では、
「正しいか より 新しいか で物を見る。」
「不安な手イコールだめな手とは限らない。」
「どうあっても! は、知恵の宝庫である。」
「希望に向かう船にはどんな風も順風に働く。」
「最悪の状況で最善の布石を積み上げる。」
「自分を進めることは世界を少し勧めること。」
が参考になった。

特に、「学問には正解があるが社会にはない」が印象に残った。

0
2011年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
トップ囲碁棋士のなかでも、とくに優れた大局観をもつ著者が、プロとして勝ち続けるために必要な、ものの見方、考え方を明快に説く。
布石、定石、手筋といった知識・技術の先にある囲碁の極意とは?
幼少期から劣等生で、意志が弱く、誘惑に勝てなかった著者が、いかにして最強の囲碁棋士となったのか?
「捨石の発想」「悪手が好手になるとき」「強さと弱さは同居する」「負けには理由が必ずある」-物事の本質を見抜く勝負師の言葉は、ビジネスにも人生にも通じる普遍性をもつ。

[ 目次 ]
第1章 「正しいか」より「新しいか」でものを見る-大局観と判断力
第2章 不安な手イコールだめな手とは限らない-劣等感と深く考える力
第3章 「どうあっても!」は知恵の宝庫である-捨石法と発想力
第4章 希望に向かう船にはどんな風も順風に働く-メンタル管理と勝負強さ
第5章 最悪の状況で最善の布石を積み上げる-プラス思考と強運力
第6章 自分を進めることは世界を少し進めること-先手をつかむ私の提案

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

0
2011年04月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

依田九段の生き方が分かる本です。
技術的なことはあまり書いてません。心の重要性をひたすら書いています。
もちろん囲碁の話からスタートするのですが、途中は若いころ酒、ギャンブル、女にハマって酷い生活を送っていた話(既にプロでしたが)、自身のコンプレックスを持っていた経験をもとに、子供のいじめ問題に関する考察なども書いてます。

個人的に心に残ったのが「一期一会」の考えです。
よく聞く言葉ですが、これが人生最後の対局だったらどのように打つか、
という風に考えて一手一手を打つということです。

0
2012年06月13日

「趣味・実用」ランキング