【感想・ネタバレ】日本史がおもしろくなる日本酒の話のレビュー

あらすじ

日本酒ブームの火つけ役による、
歴史好きも酒好きも驚く65の歴史エピソード。


ヨーロッパでワインを中心とした歴史をひもとくと、
十字軍が遠征したときに中東からブドウの木を運んだ話が必ず出てきます。
同じように、イギリスのウイスキーやドイツのビール、ロシアのウォッカ、アメリカのバーボンなど、
「国酒」といわれるお酒は必ずその国の歴史と深くつながっています。当然、日本酒も。

誰もが知っているあの歴史的人物の愛した地酒や酒グセ、古代の人々が食していた酒の肴など、
「日本酒」というメガネを通して日本史を見ると、これまでとは違った姿が見えてくるでしょう。

お酒を飲める人も飲めない人も、読めばきっと日本史と日本酒が好きになれる1冊です。

*目次より

・最古の日本酒は口の中で造られた
・おいしいお米から悲劇が始まる
・天皇の役割は「稲作文化を伝える」こと
・お金以外で支給されていた地方公務員の給料
・酒造りはエリート官僚からお坊さんの仕事に
・武士の時代の新常識「酒は買うもの」
・将軍の二日酔いを癒した仙薬とは?
・将軍と天皇が一緒に飲んだ最初で最後の飲み会
・じつは味醂は高級酒だった
・火事がきっかけで生まれた「居酒屋」という新業態

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Posted by ブクログ

日本史がおもしろくなる日本酒の話
上杉孝久
サンマーク文庫

煮た米を長いあいだ噛んで口の中で粥状にしてから土器に吐くと、唾液の中の酵素であるアミラーゼが米を甘いブドウ糖に変えます

現実でもこれらの地方では神事に使う御神酒を口噛みで造る風習があります

紹興酒の「クモノスカビ」、コーリャン酒の「ケカビ」そして日本酒や焼酎、甘酒の「コウジカビ」などの種類

醸した酒が腐ることもしょっちゅうありました
一度仕込んだ酒を水代わりにして何回も仕込むという方法がとられていた

日本書紀
コノハナサクヤヒメが「あまのたむさけ」を作った
これを日本最初の酒だとする説もあり

奈良・平安時代
奈良の都には
「造酒司(みきのつかさ)」と呼ばれる酒や酢を造る役所もありました

鎌倉時代
武士の時代の新常識「買ってくるもの」
お酒の売買Wお禁止する法律
自家製酒造を制限

千利休
一杯目は人、酒を飲み
二杯目は酒、酒を飲み
三杯目は酒、人を飲む

日本酒を三00年寝かせるとどうなるか
部屋いっぱいが素晴らしい香りで満たされたのです
その香りは一00年貯蔵されたスペインのシェリー酒に似ていたそうです
アルコール度数は二四パーセント近くになっていました
陶器の微細な穴からの水の分子が抜けたことで、アルコール度数が高くなった

二0升飲めば、あなたも大酒のみチャンピョン
大酒飲み大会は「酒合戦」

酒造り集団 一0の専門家

一九三六年、現在でも酒造好適米の王者に君臨する「山田錦」が兵庫県の農事試験場で誕生

日中戦争
飯米を優先して栽培、酒造米生産減らされる
酒屋は水で薄めて水増しした酒にしないと、売る酒がないほどの酒不足になってしまい
金魚もおよれるというので庶民は「金魚酒」と呼んでいました

三倍増醸酒
純米酒を醸造用アルコールで二倍に薄めても清酒として認めるというのです。しかし二倍に薄めてしまうと味がなくなります。そこでこの酒にはブドウ糖、水飴、グルタミン酸などの調味料を加えて量を三倍にしていきます。二00六ねんまで存続

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2026年06月20日

Posted by ブクログ

日本酒×日本史の切り口がおもしろかった。
個人的には米沢の東光の蔵元の話は知らなかった。
他にも意外なところで日本史が日本酒によって動いている点は興味深かった。

0
2021年01月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「日本史がおもしろくなる日本酒の話」というよりも「日本酒がおもしろくなる日本史の話」でした。

年代ごとに書かれているけれども、ぶちぶちとキレたエピソード集で、歴史の裏話としてはそれほど目新しいものはありませんでした。
逆に日本酒の蘊蓄がおもしろい。
日本酒というか…日本に住んでいた人たちが作って飲んで楽しんだお酒の中にはワインのあったらしい。

縄文時代って今よりも気候が温暖で、三内丸山遺跡のある青森県辺りが、今の東京と同じような気候だったんだって。
(じゃあ、地球温暖化って騒ぎ過ぎなんじゃ?)

アルコール度数を高める工夫をし(じゃないと、せっかく造ったお酒が腐ってしまうことがあるから)、日本酒に適した麹を探し、日本酒に適した米を作り、日本酒に適した水を使って造る日本酒は、長い長い年月をかけて少しずつ美味しくなってきた。
それが開国と同時に西洋の科学が入ってきたら、杜氏たちの経験だけで受け継がれてきた日本酒造りが科学的に解明されて、それまでよりも短時間でお酒が造れるようになったんだって。

江戸時代の酒のあての料理法や、みりんを使った高級カクテルの作り方など、酒にまつわる雑学がいろいろと面白い。
著者は日本酒プロデューサーで、日本地酒協同組合専務理事。
そして上杉謙信、鷹山の子孫なんだそうです。
だから日本史と日本酒なんだな。

0
2019年07月16日

Posted by ブクログ

さらっと読めて普通に楽しめるんだけど、なんだかわずかに「日本はすばらしい。最高」の国粋主義的な匂いが感じられて、ここで書かれている「事実」にどの程度信憑性があるのかはちょい疑問ではある。

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2015年10月17日

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