あらすじ
清芽(せいが)を守る、「加護」の正体を探りたい――。手掛かりを得るため、実家の御影(みかげ)神社を訪れた、恋人の凱斗(かいと)とその一行。けれど、清芽を独占できない弟の明良(あきら)は、機嫌が悪い。そんな時、近くの廃屋で霊現象が発生!! 駆けつけた現場で出会ったのは、明良と同格の霊能力を誇る美貌の青年・月夜野(つきよの)だった。彼はなぜか「清芽に会わせてほしい」と懇願して!? 因縁は巡り、清芽の秘密が今、解かれ始める!!
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Posted by ブクログ
総合評価:★4.5
守護者シリーズ第3巻。今回は事故物件ものかと思いきや、そんな単純な話ではなかったですね。
新キャラ、月夜野も登場し清芽が持つ“加護”の力についての謎に少しずつ迫っていく…そんな感じのストーリーでした。
今回は全体的にシリアス寄りの雰囲気でラブ度はかなり低め。そもそも凱斗が清芽と別行動をしているので必然的に二人の絡みも殆どありません(笑)
こうなってくるといよいよBL小説というより一般のホラー小説みたいな感じですが、とにかくストーリーがめちゃくちゃ面白いので個人的にはこれくらいBLみが薄くても全然OK。寧ろ丁度良いくらい(笑)
今回も最後まで楽しく読ませていただいたのですが、ラストの展開は一体どういう事なんでしょうか…。行方不明になったかと思いきや急に帰って来た凱斗、呪いから解放されたはずの月夜野に再び忍び寄る魔の手…。不穏でしかない終わり方に思わず「え〜ッ!?」と声が漏れてしまいました( ̄д ̄;)
これからどんな展開が待ち受けているのか、また、物語がどんな結末を迎えるのか。現段階ではまるで予想が出来ない為、続きを読むのが非常に楽しみです。
とりあえず、出来れば月夜野には無事でいてもらいたいですね…。次の巻で死んでない事を祈ります…(笑)
Posted by ブクログ
うぇ・・・っ、怖い!
恐怖に打ち勝って次巻を待つ!
どうなるの、月夜野さん!?
ややネタバレ。
今回は数百年に及ぶ巫女の怨念でした。
うぅ~ん、恨むなら自分を恨め、と思っちゃった。
だって、巫女の資格があるかどうかは自分が一番よく知っているわけだし。
どんな結果になるかはよくわかっていなかったのかもしれないけけど。
えげつなすぎるやり方だったけれども。
でも、(我が子を)守れなかったのは、自分なんだよ。
あるいは、どなたか存じませんが、巫女のテイソウを奪ったオマエ(笑)だよ。
マイナスのエネルギーはすごいな。
恨み・怒り・悲しみ・・・
すっかり枯れ果てている私だが、もっと枯れたくなったね(笑)。