あらすじ
「日本で初めての国産ウイスキーを、わしが造ったるんじゃ」
「マッサンのためなら、私は日本人になってみせる」
大正時代、日本でのウイスキー造りを夢見て奮闘する“マッサン”(亀山政春)と、日本にやってきてマッサンを支えながら日本人になろうとするスコットランド人の妻・エリー。不器用な夫が最愛の妻と育んだ“夫婦の時間”と、夢に生きた「日本人の底力」を丁寧かつ大胆に描いた、笑いと涙と夢と元気に満ちた人情喜劇。 平成26年度後期連続テレビ小説の完全ノベライズ版(全2巻)。
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Posted by ブクログ
朝の連ドラのノベライズ本。主人公のマッサンと妻のエリー、一緒に国産初のウイスキー造りを目指す鴨居の物語。
マッサンは職人気質で日本でスコッチウイスキーを造ろうとした実直な男。一方、鴨居はなにわの商人で日本人に合うウイスキーを造ろうとしたやり手の男。目指すところは同じようであり、違うようであり、そうしたことが描かれている。どちらの考え方も正しいのだろうが、前者が最近の日本では見られなくなってきた。そうした姿を視聴者に示したいというのがNHKの考えか。
エリーのマッサンへの献身的な姿には心打たれるが、章ごとに愛情を確かめ合うというのもベタであり、それでもいい話でもある。