あらすじ
行方不明の兄を想う第二王女に政略結婚相手が身体を求めてきて……。
誕生日の舞踏会で起きた事件によって大好きな兄が行方不明になり、自らも記憶の一部をなくしたレイティアス王国の第二王女エステル。それ以来、胸に薔薇の刻印が浮かび、狂おしい疼きに苛まれる身体になってしまう。秘密を抱えたまま隣国に輿入れすることになったエステルだが、夫となる王子のアルフレッドは兄を捜すと歓心を引く一方で、花嫁の務めとばかりにまだ可憐な身体を求めてきて……。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ツンデレなヒロインが可愛い。
ちょっとSっけのある押しヒーローがいいな。
でもやさしくてヒロインを可愛がってる感があって
デレがきたときには、にまにましました。
Posted by ブクログ
本の冒頭で突然エステルと王子アルフレッドのHから始まるので衝撃がすごいです。それと同時にこの2人はどういう関係なのだろうと気になり物語を読み進めます。
エステルは貴族であるために政略結婚をしなくてはならずそのことに憂鬱になっていました。さらにエステルの兄が失踪していることもエステルを苦しめています。さらに加えて兄が失踪してから胸元に薔薇の模様がでて、体が火照ってしまう発作が起こると言う始末です。
そんななかエステルに求婚してくる王子が来ます。それこそが冒頭に出てきたアルフレッドです。この物語はエステルとアルフレッドがくっつくのが決まっているのです。しかしそんな運命なのに2人は無事結婚できるのかと不安になるほどすれ違ってしまいます。しかもエステルはいつも兄の事ばかり考えアルフレッドを怒らせてしまいます。
けれどそれを乗り越え互いを信頼し合えた時は感動ものです。この物語の最大の見せ場はクライマックスの兄の失踪・薔薇の紋章についての謎が解けるシーンです。詳しくは言えませんがその時のアルフレッドの勇ましさには注目です。
Posted by ブクログ
過去の事件で兄が行方不明になり、記憶を失ってしまった王女エステル。そんな彼女の前に求婚してきた隣国の王子アルフレッド。
エステルが気にしている兄の情報を小出しにするアルフレッドなのに、真相はなかなか明かさないので、兄の情報が偽なのか、兄の状態がやばいのか、気になっていましたけど、兄との再会シーンは普通?
あれ?気にしすぎ?って思ったところで、兄の凶暴性が発揮されて、ああ、なるほどねー。だからアルフレッドはエステルの記憶が戻るのかをあんなに気にしてたんだって。
エステルもあまりの衝撃から自分を守るために、記憶を封じていい思い出だけにしちゃったんだろうなぁって。
残念なのは、イラストかなぁ。
SHABONさんのイラストって、あんまり好きじゃないから、そこが気に入らなかった点でした。