あらすじ
昭和28年、ここは花の都・東京銀座。バーキネマには今宵も洒脱な男達が集う。大企業の御曹司・宝井君は、大学生活の傍ら道楽でボーイのアルバイトを始めた。仕事を教えてくれる厳しい先輩・キツネさんは、妙に男を惹きつける色気で、客の口説き文句をさらりとかわす。飄々とした風情に反して、キツネさんは一途な恋心を秘めていた。意中の相手を見つめる眼差しに、宝井君は苛立ちを隠せず、キツネさんを押し倒してしまい――。バーを舞台に醒めることのない、惑乱の恋が始まる。電子限定の描き下ろしページも収録。
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Posted by ブクログ
最近のマイブームがバーとカクテルなのですが(お酒飲めない体質なので憧れてるだけ)、ちるちるさんを何気なく昼休みに見ていたら、何やら気になるご本が!
昭和20年の銀座のバーですって!
これは買わねば!と、嵐近づく中、会社帰りに買ってきました。
資産家の息子が、道楽で始めたアルバイト先の先輩とのお話。
先輩バーテンダーは妻子持ちのオーナーが好き。
先輩が苦手だった主人公は最初は他人事で見ていたのですが、次第に先輩に惹かれていき……というお話。
王道で、読後感はいいです。
レトロ好きにはお勧め!……なんですが、惜しいかな、あまりレトロっぽい雰囲気はなかったかも。人物の服装かしら?現代ですと云われても、「そうかー」と思えてしまう雰囲気でした。
惜しい!