【感想・ネタバレ】一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

イスラム教、ユダヤ教、キリスト教が広まった土地の背景と考え方の違いなど、なるほどと思うことがたくさん。
荒野の宗教であるイスラム教、ユダヤ教が他者への喜捨を重視するのは、そうしなければ、相手が死んでしまうから、一方でキリスト教は農耕と結びついたので、自分のテリトリーを守ろうとすること、など納得。グローバリズム=「アメリカスタンダード」であり、イスラムという他の文化背景を排除することが、資本主義には都合が良い、という件にはハッとしました。同時に読んでいるエーリッヒ・フロムの「愛するということ」にもこの資本主義的グローバリズムについては同じ観点があり、人間の思想は50年たっても変わっていないということに驚いた。

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2016年06月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

世界3大宗教でありながら、実はよく
分かっていないイスラム教。

・苛烈なイメージがあるが、何故10億
 を超える信者がいるのか?
・何故、欧米と衝突するのか? 
・同じ中東の砂漠を起源とする一神教、
 ユダヤ教とキリスト教とは何が違うのか?

こうした疑問にわかり易く答えてくれる一冊。

特に、欧米の「領域国民国家」やアメリカの
「グローバリズム」と根本的に相容れない
イスラムの考え方が興味深い。

日本人イスラム学者とユダヤ教に造詣が深い
思想家との対話形式で読み易く、私にとって
イスラム教の基礎知識を知ることができた
基本書でした。

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2015年01月17日

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