【感想・ネタバレ】就活「後ろ倒し」の衝撃―「リクナビ」登場以来、最大の変化が始まったのレビュー

あらすじ

【なぜ企業は、リクルーターを大増員するのか?】

「就活2016年問題」で何が変わるか、何をすべきかを徹底解説!


2014年度の大学3年生(2016年採用)から、採用広報の開始が3月1日(現在12月1日)、
採用選考の開始が8月1日(同4月1日)に、後ろ倒しされる。
これは単なるスケジュール変更にとどまらず、企業の採用活動、および学生の就職活動に、
かつての「リクナビ」登場に匹敵する衝撃を与えることが予想されている。

■学生
就活エリートの一人勝ちがますます進行し、普通の学生のチャンスが激減する。

■企業
大企業の採用コストは激増し、中堅・中小企業の採用は困難を極める。
笑うのは、外資系企業、ベンチャー企業、それにいわゆる「ブラック企業」だ。


本書では、就活「後ろ倒し」がこれほどの衝撃を持つ理由を克明に解き明かす。
また、それを踏まえて、企業・学生は何をすべきかを、詳細に解説する。


「本書は、いわゆる『就活本』ではありませんし、採用のノウハウ本でもありません。
就活後ろ倒しという、学生・企業双方に大きな影響を与える構造変化で何が起こるか、
そしてそれにどう対処すべきかを解説します。

そのため、読者対象としても、学生・企業の双方を念頭に置いています。

また、就職活動全体を扱っていますので、社会問題としての就職活動に関心のある読者にも
有意義な内容になるように書いたつもりです」 ~本文より抜粋~


【主な内容】
Part1 就活後ろ倒しが生む、2つの大変化
Chapter1 就活後ろ倒しは何をもたらすか
Chapter2 リクルーターの復活
Chapter3 採用選考の場と化すインターンシップ

Part2 就活後ろ倒しは、学生に何をもたらすか
Chapter4 広がる大学間・学生間格差
Chapter5 タイプ別 後ろ倒し後の就活必勝法

Part3 就活後ろ倒しは、企業に何をもたらすか
Chapter6 就活後ろ倒しで得する企業、損する企業
Chapter7 リクルーターによる採用の進め方
Chapter8 採用ブランド力の弱い企業は、何をすべきか

Part4 就活後ろ倒しの目的は何だったのか
Chapter9 就活後ろ倒しの目的は、果たされないまま
Chapter10 学生が勉強する社会を作る改革が始まった

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

就職活動の開始が今年から12月から3月に変更になり、採用選考が4月から8月に変更になることは知っていたが、それが、こんなに各社に影響を及ぼすとは。就職活動の期間が短くなることにより、人気大企業は有利になり、中小は不利になり、ブラック企業はそれなりに新卒を確保できると説く。リクルーターが復活し、インターンシップが冬にも行われ、囲い込みが激しくなると。これは、リクナビの登場に匹敵する事件だと。

0
2014年09月23日

「ビジネス・経済」ランキング