あらすじ
早稲田大学の名物教授が初めて描くキャンパス情報小説。日本のエジプト学の泰斗としてテレビ等でお馴染みの著者ですが、本業は大学の教授。21世紀の今日、大学のキャンパスでは何が起きているのか。教授たち、学生たちの素顔。事務方の官僚っぷり。モンスターペアレンツの実態や、派閥争いに走る先生たち――。架空の大学を舞台にして最高学府のトホホな舞台裏を描く痛快な小説!
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Posted by ブクログ
古代エジプト文明に関する発掘調査で、数々の実績を上げた吉村作治先生の本。
小説、という分類になっているけれど、ちょっと小説っぽくない感じ。
あるていど、ノンフィクションというか、エッセイというか?
主人公の、中(あたり)教授は、作者自身でしょう。
もっとはっちゃけ&ぶっちゃけてるのかと思いきや(いや、かなりぶっちゃけてはいるのかな?)、そうでもない。
良くも悪くも、吉村先生は真面目なんでしょう。
大学の裏話というか、現代の大学の問題点などが、ちょっと解決されて、教授がホッと一息つく、という短編で構成される。
その昔、『世界不思議発見』に吉村先生が出演されるのを楽しみにしていたので、そういう興味で読みました。
作品中、大学の名前が『都大学』となっていますが、よく表紙見たら、しっかりネタバレでした。
まあ、吉村先生がどこの方なのか、名前を知ってる人ならだれでも知ってると思うので良いのかな?
いっそ、都西北大学にしても良かったのに(笑)