【感想・ネタバレ】あなたのなかの宇宙 生物の体に記された宇宙全史のレビュー

あらすじ

グリーンランド東岸の地層で、古生物学者である本書の著者らはごく小さな歯の化石らしきものを発見した。このちっぽけな化石から何がわかるのか。じつは悠久の時をさかのぼるヒトの成り立ちがわかる。そしてヒトの体の進化史を読み解く手がかりは、化石だけでなく地球の岩盤自体に、さらには太陽系、深宇宙にも記されている! いうなれば、古生物学者と天文学者の仕事は絡み合った、一つのものなのだ。
生き生きした科学者群像と研究現場の生々しい雰囲気を交えつつ、思いがけない科学領域の意外なつながりを示し、私たちの「いまここ」と悠久の過去・深宇宙をつなぐポピュラー・サイエンス。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

天文学者による宇宙論かと思っていたら、古生物学者であり解剖学者である著者が地球の形成、そして人類の進化を説いてくれる。それも、化学、地質学、気象学、生物学、遺伝学を織り交ぜての考古は何とも神秘的で魅力的な謎解きだ。とりわけ地層や岩石、化石から地球の太古の歴史が次々と知れる。地球は太陽の周りを365.26日で公転しており閏年があるのは知っていたが、一日が24時間ちょうどではなく、自転速度が日々バラバラで基本的には一日が長くなっていっているというのには驚いた。4億年前は一日が22時間だったんだ。

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2014年11月27日

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