あらすじ
悪霊が跋扈し、エクソシストに代わって劇作家がそれを祓う十六世紀ロンドン。記憶をなくして夜の劇場に迷い込んだ少年が出会ったのは、稀代の劇作家を自称する美女――“舞台を揺るがす者”シェイクスピアだった!
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Posted by ブクログ
他のレビュアーも書かれているように、素材は面白いけど消化不良な感じ。伏線(主人公の正体だけでなく、指輪や資質のことなども)が回収されていないのが気になった。続編を出してもっと説明してくれると嬉しい。
また、劇中劇のシーンが少ないのも少し不満だった。タイトルと表紙を見て「美少女シェイクスピアが(現実の)シェイクスピアの戯曲を使って華麗に除霊する」を期待していたのだが、シェイクスピア戯曲のシーンはほとんど無く、マーロウの戯曲の方が目立っていたような…。
途中までは面白かったが、終盤では頭のイカれた連中のサイコな言動に置いていかれてしまった。「演劇の恐ろしさ」と言われたらそれまでだが、それならゾンビいらなかったんじゃ。
Posted by ブクログ
ロンドンにはゴーストのたぐいとミステリーがよく似合う。
苦手な文体なので最後まで読めるか心配だったのですが、謎が二転三転して真相へ至る展開にドキドキしつつ一気読みしてしまいました。
無駄な装飾のない文章なので、こういう「早く先を知りたい!」と思うような展開のときにはさっさか読めて良いですね。
演劇的な配役で、それぞれの思惑が立体的に交錯するように描かれている点はすごく好きです。
しかし根本的に、シェイクスピアである必要性を感じないし、女性である必要性もぶっちゃけない。
あと、従僕がちょっとかっこよすぎたのがなぁ。かっこいいのはいいんだけど、そのかっこいい由縁が欲しかったというか……。「僕も一緒に地獄に墜ちます」までに、もっとはっきり成長していく過程を見せてほしかったり。
わたし的に、いろいろと惜しい作品でした。