【感想・ネタバレ】貨幣という謎 金(きん)と日銀券とビットコインのレビュー

あらすじ

人間の幻想と欲望が、貨幣を生み出し消滅させる
金と一万円札と電子マネーは、どこがどう違うのか? 続々と登場する「仮想通貨」は国家通貨を脅かすのか? バブルやハイパーインフレはお金につきまとう必然なのか? ハイエク、ケインズなどの論を踏まえつつ、貨幣が持つ不思議な原理と振る舞い、市場や国家との関係、貨幣と資本主義の未来までを徹底的に論じる。圧倒的な貨幣論!

序章 貨幣という謎―貨幣がわかれば経済がわかる
第1章 お金は「もの」なのか「こと」なのか―貨幣と市場を再考する
第2章 「観念の自己実現」としての貨幣―日銀券とビットコインは何が違うのか
第3章 貨幣につきまとう病―バブルとお金の関係
第4章 なぜ資本主義は不安定になるのか―ハイパーインフレと投機を考える
終章 資本主義の危機と貨幣の「質」―どのお金が選ばれ、生き残るのか

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Posted by ブクログ

ネタバレ

まさに貨幣という魔物だな
と読み進めていくうちに感じました。
意図せずにして私たちは
紙幣、硬貨を価値あるもの、として認識しているわけで。

それがもたらす恐ろしいまでの暴走は
この本の醍醐味でもあります。
それが「バブル」という悪魔。
暴走した投機欲は並々ならぬ値段をつけます。

ですが、それが続くわけないというもの現実。
いいように感じてしまうでしょうが
それは大間違い。
はじけたあとが大問題なのですから。

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2016年04月14日

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