あらすじ
電子書籍専用のセルフ出版書『白本』『黒本』がそれぞれ発売一ヵ月間キンドル1位の大ヒット。その2冊を紙の本1冊に凝縮して刊行する。世界を股にかけてハイパーノマドな活躍をする著者だからこその、政治、経済、ファッション、食、健康、英語、音楽、アート、精神世界、テクノロジーなど、独自の感性にあふれた刺激的な提言に満ちた本!
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Posted by ブクログ
日本のアンタッチャブルな部分に触れるグレーな一冊。
所々に折り込まれた未来予測や海外からの第三者的視点などは、自分の視野や見解を広げるキッカケとなりますね。
Posted by ブクログ
元ネタは有料メルマガQ&Aベースの自費出版本で、黒と白があって、それをあわせたからグレー、なのだそうで。黒や白のほうがラジカルらしいですが、そちらは未読です。
僕は決して著者のファンというわけではありません。むしろ昔はちょっと胡散臭くて嫌いなほうだったのだけど、スペインの食の話を書いた本を読んで印象がぜんぜんかわりました。世の中では、もしかすると誤解している人もまだまだ多いのではないでしょうか。だとするともったいない。
Q&Aにはセンスというか、視点がモロに出ます。
この本でもライトなQも多いし(ノマドワーカーに適した下着教えてとか)、決してとっつきはハードではないものの、そこかしこに国際感覚のなさを痛感させられるやりとりが出てきます。
決して手の届かないセレブの戯言ではなくて(1週間で500円しかつかわなかった、という話もあるし)、そういう感覚が持てるか否か、ということ。
切り取って名言的に胸に秘めたい言葉もありましたが、そういう直接のものより、むしろ通読の中で自分がどう面白くなっていくかを感じるのが面白い、と思うのです。
Posted by ブクログ
まっとうなことを語っている。知的で、人間的な成熟がにじみ出ている。この手のお悩み解決本にありがちな「上から目線」は感じられない。だから、著者のことばがすごく伝わってくる。ただ、彼が世界中を飛び回る生活で、どうやって稼いでいるのかよくわからない。なんとなく腑に落ちないこの感覚を、どう考えたらいいのか。いずれにせよ、日本で「まっとう」を貫きながら社会的な成功を収めるのは困難である、とは言えるかもしれない。