あらすじ
心との付き合い方は、これ一冊で完璧。
―精神科医・名越康文
米国気鋭の脳神経学者が、最新の科学研究に基づき、「心がつながる仕組み」とその「技法」を丁寧に紐解いた画期的な書。
コミュニケーションの質が飛躍的に高まると、各界で話題!
本書は、脳神経学のエキスパートが書いた、コミュニケーションの本です。
親密な関係では脳がどんな状態にあるのか、そうした関係を築くにはどうしたらいいのか、
脳科学をはじめとした最新の研究結果をもとに、
「共感コミュニケーション」として独自に練り上げた12の方法を教えてくれます。
たとえば、
●脳は空想を現実のように捉える
●言葉によって遺伝子は変わっていく
●脳は長話が苦手
……といった人間の脳や身体の性質を理解し、その仕組みにのっとった
効率のよいコミュニケーションをしましょう、というのが本書の提案。
かといって、科学的事実だけが羅列されているわけではなく、
読後に、人間関係の可能性や味わい深さを感じられるのが、本書のもうひとつの特徴です。
根底に、ひとりひとりの価値観・存在を大切にするというメッセージが込められており、
読むほどに、自分自身でいればいい、ということを静かに再認識させてくれます。
きちんと相手と話をしているだろうか、相手のことを理解しているだろうか、
自分の想いを相手に伝えられているだろうか……
コミュニケーションに悩める方にはもちろん、そうでなくとも、日常のやりとりを見直し
実りある人間関係をつくるために、素敵なきっかけを提供してくれる良書です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
・本書の文章自体が読みやすい。短文が多めだし、平易な言葉を使っている。理想的な話し方を、書き言葉で体現している…?
・「インナースピーチが発する情報の羅列」(181ページ)
人間の発言のことである。
発言が長ーくなってしまう時、発言者は相手に対してではなく自分に対して話している。
自分の考えを整理するために自分の思考を外部に垂れ流しにしている。
そのために、むしろ相手に話が伝わりにくくなる。取っ散らかった印象になる。
沈黙や、会話のスピードを落としてみよう。発言自体も短くしてみよう。
すると伝わりやすくなるし、自分の考えも整理されやすい。
・「今から言おうとしていることは言わないことよりも良い結果をもたらすのだろうか?」(95ページ)
最後まで読んでからこの名言に戻るとなかなか響く。
自分もかなり話がながくなりがちな自覚があるので、、、
なんというか、、、
「話しすぎている」「この発言は求められてない」とメタ認知出来ていても、
「でも分かってもらいたいから」「気持ちいから」という理由で話し続ける傾向がある。
相手に甘えている。
ので、この名言は、発言のプロコン分析を促すいいフレーズだと思う。
瞬間自分の感情にどんなメリットがあるか、だけではなく、
会話全体の文脈、直前の相手の質問、なにより聞いている瞬間の相手の感情などの軸で、発言を続けたときと取りやめたときのメリット・デメリットを思い描けるようになりたい。
理想主義的かも…
Posted by ブクログ
共感的に人とコミュニケーションをとるための技法が具体的に紹介されています。
ワークが多いので、読みながらワークに取り組んだところ、リラックスできることを実感できて、心地よさを味わえる内容でした。
Posted by ブクログ
・話は手短に。ゆっくりと。30秒以内で。
・ポジティブな言葉をつかう。
・今この瞬間に注意を払う。
→相手を先回りして、判断しないため。
→予想しないことによる、思いがけない話の展開。
ドラッカーの質の高い生活を送る3要素
⒈自分の価値観
⒉武器になる長所
⒊自分がもたらすことのできる貢献
→自分の価値観を伝えておくこと!
幼い頃にどれだけ多くの語彙を聞いていたかが
能力の差にもなってくる。