あらすじ
女子の世界は、今も昔も、格差社会です…。幼稚園の年長で、早くも女同士の人間関係の大変さに気付き、その後、進学した女子校で多感な時期を過ごしてきた著者が、この戦場で生き残っていくための処世術を大公開!対人関係に悩む学生も大人も、必読の一冊!
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面白いけど胸も少し痛い
女子の中の格差社会について体系的に分析されていて、ちょこちょこユーモアのこもったネタも挟み込まれていて、飽きずに読むことが出来ました。
でもどんなに吹き出してしまいそうなネタでも、胸が痛くなるものは痛くなってしまってなんだかなぁという感じでした。
他国の女子たちとも比べている所が、特に良かったです。
Posted by ブクログ
カーストが小さな社会を掌握する。そこに敏感な女子の処世術はセンシティブであり愚かでもある。その悩み、たいしたことないよと諌めたくなるが当人にとって生死を分けた重大な課題である。辛酸なめ子の文章は、"だからこうしろ" という啓発ではなく、置き手紙のように控えめに綴っていく。その弱々しい言葉の中にほんのりユーモアが潜んでいて、そこを見つける楽しさに活路があるような気がする。あくまで気がする。
Posted by ブクログ
「しろいろの街のその骨の体温の」を読んで、女子の国のヒエラルキーを思い出していたらたまたま見つけたので読んでみた!
派閥とか、ヒエラルキーとか、群れるとかについて、男子の国や海外ではどうなのかっていうお話があったり、
自分はどのグループに入れるのかのチェックテストがあったりw、
攻略法もなんか癖があってw
ちょこちょこ漫画も入っていて面白かった^^
この頃の人間関係、本当しんどいなあと思うけど、この本を読むと、ちょっと見方を変えたら面白いんだなって思った。(大人になったから思うだけで、思春期まっただなかの時は思わないけどw)
人間関係でしんどくなった時、辛酸なめ子さんの本だったらどんなふうに表現されるかなって考えると、ちょっとふふってなれそう。
Posted by ブクログ
女子のカースト意識はとても強い。マウンティングなんてことばも流行った。自分より劣っていると見做した子とはつるまない女子特有のあの感じ……人生謳歌度というのかそういうのが見えるんだろうかと思う。各人の後ろに数値で見えるのかもしれない。あの女子たちには。
優越感に浸りたいのが女のサガと筆者も言っている。そういう人たちにかまっているよりは自分の仕事をしたほうがいい。社会人になったら、友だちとか言ってないで仕事と勉強に一生懸命になれるからいい。学生時代、つらかった。そんなことを思い出させる本。