あらすじ
「仏像修復師」である龍之介は突然消えた父・道吉に代わり、妹の彩葉と共に「はなぶさ美術工房」を守っている。一方、兄・京一郎は、勝手な父に対して憤慨しており、さらに末弟の翔太にも複雑な思いを抱いていた。しかし、工房を訪れる依頼人を通して、彼らにも父の真の姿が少しずつ見え始めてきて…!?
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Posted by ブクログ
指定文化財の話がもっと詳しく知りたかった。歴史を伝えるためのお金と、未来にかけるためのお金を配分しなくちゃいけない悩みとかありそうなんだけど、セリフでさらっと流されちゃってたので物足りない。
最後の薬師如来のエピソードは好きです。依頼主さんの強さにホッとした。
その時代の精一杯を尽くして修理する。けれども必ずしも綺麗な形にするわけではない。歴史あるものを後々まで残していく大変さが少しわかったような・・・気になりました。
4人兄弟の間では亡き母の在りし日の思いがちらりと垣間見えて。父親の破天荒さの陰に隠れてるだけで、お母さんもかなりの人っぽいですね。