あらすじ
弁護士・添野のもとを臼井あさぎという女性が訪れた。15年前に駅で自分のスカートの中を盗撮した犯人が、今判ったので訴えたいという。添野は時効だし当時は盗撮を犯罪とする法律もなかった、と諦めるように諭して帰した。それから3週間後、朝の電車内で痴漢が腕を掴まれ、大怪我をする事件が起きる。過剰防衛とされ、拘留された被害者女性は添野を弁護人に選任。女性は臼井あさぎであり、その後事件は意外な展開をみせる。
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Posted by ブクログ
NHKの朝 おはよう日本で紹介されていたので 興味を持った
シニア世代の新人作家さんが 最近は注目されているとのこと
これまでの 自身の人生体験を作品にうまく取り入れられる年代が興味深い
私よりも 10歳ほど上の作者が どんな作品を書くのか気になったのである
読後感としては 二転三転の展開を含んだ よく考えられた作品であると思う
特に 後半での読者の予想を裏切る感はなかなか^^
最後の最期に またひとつ 「ああ!」 と思わせるキーワードが隠れていた
まだ これからも意欲的に創作に打ち込むとのこと
今後の作品にも期待したいと思う
Posted by ブクログ
島田荘司選、ベテラン新人発掘プロジェクト受賞作だそうで。ある弁護士の前に15年前にスカートの中を盗撮した犯人が今わかったので訴えたいと言う女性が現れ…。意外な展開と意外な結末に楽しめました。ただ、ちょっと意外さを詰め込めすぎの感が無きにしも非ず。
Posted by ブクログ
島田荘司選ベテラン新人発掘プロジェクト受賞作なだけあって、ストーリー、文体ともに島田荘司っぽく、島田荘司好きの僕としては読みやすくてよかった。でもちょっと似すぎかも?