あらすじ
悩みは消えない、現実だって変わらない。でも、一歩進むたびに、人生は変わっていく。記録だけがマラソンではない。真冬の「東京マラソン」を舞台に11人の心あたたまる真実のストーリー。
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Posted by ブクログ
いつの間にか生まれる多くの絆。走るのは、決して自分のためだけではない。マラソンは、人生を象徴している。苦しい中、途中で辞める理由はいくらでもある。それでも走り続けるランナーから、その生き様から、私達は多くのことに気づかされる。そこには、いくつものドラマがある。
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東京マラソンに関わる、10人のランナーのストーリー。すべて実話のようです。夫婦のコミュニケーション、両親との思い出、障碍者の挑戦、結婚のきっかけ等々、それぞれのストーリーは全く異なる人の異なる内容なのですが、東京マラソンを走るという共通の行為を通してみると、なぜだか一連のもののようにも見える。外側の人間関係とともに走るもよし、自分と向き合いながら走るもよし。そこになんとなくマラソンという競技の、単なるスポーツとして片付けることが憚られる、懐の大きさを感じます。
Posted by ブクログ
知ってるかたの本。こんな本が書けるのかと尊敬する。
走るだけはつまらないと考えてしまうが、なんだか気持ち良さそう。
また、家族を大切にしなければと痛感させられる本。
ボランティアの誇りも感じられた。
「走る」に関する本はどれも爽快感がある。
Posted by ブクログ
一編一編に、当事者の人生の回想や感情と、走っている時の客観的な視点とを織り交ぜた二部混合構成。
走るということが、こんなにも人の輪を広げたり、人生を変えたりするものかと驚いた。個人競技のはずなのに、いや、個人競技、しかも耐久型のスポーツだからこそ、自分と向き合う時間が長く、人と人を強く結びつけるものになるのかも。
偶然東京マラソンに参加したという共通点の下集められた10人の人生が、こんなにも十人十色の波瀾万丈なのだから、本当に人生ひとつひとつに激動の物語があるんだなあと、なんだか呆気にとられた。
Posted by ブクログ
マラソンには興味がなかったが、こういう内容は好きだ。
走っている人やその家族や取り巻く人たちのストーリーはさまざまだろうし、なんとなくどんなところにもドラマはあるものだし。
そういう意味でわたしにとって親しみのないマラソンというのは未知の世界で面白いかと思った。
読んだだけで走っている気がするのはダメかな(^^;