【感想・ネタバレ】マリファナ青春旅行(上) アジア・中近東編のレビュー

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Posted by ブクログ 2020年11月03日

「旅先でドラッグを楽しもうとする者は、政治と宗教に細心の注意をはらっておかねばならない。どちらも『カネ』では済まないからだ」と書いてあるように、著者は政治や宗教に詳しい。私にとってドラッグの情報も新鮮だが、アジア・中近東の政治や宗教事情も同じくらい新鮮で楽しかった。
また、自慢したいファッションな奴...続きを読むほど尻尾をつかまれてすぐ逮捕されると書いていたが、著者の文章にはつまらない自分語りや誇示がなく、読みやすい。

好きな文章
・しばらくそうしていると、僕の脳みその前頭葉が、紅葉しはじめた。
・アユタヤに限らず、遺跡にはマリファナがよくあう。
・不安も恐怖も感じない、まるで母の子宮のぬくもりのなかに漂っているような、けだるい気分が続いた。僕とヘロイン以外に、何もなかった。
・峠に降り立って、今、自分はアレクサンダーや玄奘が踏んだ地面を踏んでいるのかもしれないと思うと、アジアの歴史の深さが靴の底から染みこんでくるような気がした。
・世界を旅する貧乏旅行者の間で、よく次のようなフレーズがささやかれる。「歴史のアジア、冒険のアフリカ、金の北米、神秘の南米、女のヨーロッパ」。


アユタヤ遺跡でマリファナを吸う話が一番印象的だった。「のんびりと煙を吐いていると千年前にタイム・トリップして、当時生きていた人々が隣に座っているような錯覚に陥る」という表現にはゾクゾクした。旅行の移動中にこの本を読んでいたというのもあり、今すぐに吸いたいという衝動に駆られた。

最近、大人になっていく自分自身をひしひしと感じている。それと同時に凝固していく自分に怯えている。固定化した意識を揺さぶり、無意識の部分を解放する体験が私にも必要だ。

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Posted by ブクログ 2015年06月14日

僕がインドを旅してマリファナについてもっと知りたいと思い手にした一冊です。何事にも最初から拒否反応を示すのではなく正しい知識を踏まえた上で状況判断をしたいと思いました。

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Posted by ブクログ 2010年09月04日

医療薬として 既に 日本を締上げて来た
米国は 解禁方向に動いている

「太古から自生していた草」

畏れ多くも この草を
違法にしていこう・・・・ と ネガティブ・キャンペーンを
張り続ける 日本国家に 大きなクエスチョン・マークを
つけたくなります

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

とても素敵な旅行記。作者の鋭い人間観察眼と、その根底にある暖かい人間愛を感じた。
10年以上前の書であるが古さを感じさせない。

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Posted by ブクログ 2020年04月27日

谷口狂至さんのアジアマリファナ旅行より好き。
こちらのほうが書き方に品があるかんじ。
コロナウイルスで外出出来ない時期に
自分にはとてもまね出来ないような
スリリングなアジアの旅行記で大変楽しめた。
政治や宗教的なことも勉強になるし、
アウトローだけど、社会派で、
世界史や地理に興味ある人にもオスス...続きを読むメ。
マリファナだけでなく
ヘロインやアヘンなんかについてもちらほら書いてあり
こんな感じか〜ということで勉強になる。
南北アメリカ編も楽しみ。

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Posted by ブクログ 2017年06月16日

ある意味、生きること、そして自分の感情に真っ直ぐな男の旅行記。マリファナやハシシュを通して世界を回る。まずはアジア、中東を。

全く異なる各国の事情がよく分かり、そんな中スリリング?に吸うことに情熱を燃やしていく。色々な外国人の仲間や友人を増やしながら警察の目を盗んで吸う。

後先考えずようやるは。...続きを読む(笑)




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Posted by ブクログ 2012年12月05日

大麻、マリファナ、ハシシ、チョコ、葉っぱ、くさ、カンナビスといろいろな部位や言い方があるマリファナであるが、私が生まれてくる前に日本を飛び出し放浪した筆者が薬物との付き合い方及び効能、場所毎の物語を綴った、まさに青春旅行日記。
アヘンで有名なビルマ、タイ、ミャンマー?を結ぶ黄金の三角地帯は映画「アメ...続きを読むリカンギャングスタ」でも出てきた場所であるが、そのような危険な場所に入り込んでいく、殺されようとしている位の緊張感具合がサブカルチャー好きにはたまらないはず。

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Posted by ブクログ 2011年02月13日

著者がマリファナと共に世界各国を旅したお話。
当時の雰囲気が伝わってきて、旅行記としても面白く読める。
上下巻構成で、下巻にはらもさんの解説付き。

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Posted by ブクログ 2010年05月07日

アウトローな旅行記。テーマのある旅行記というのは概して面白いものです。幻覚状態の表現方法が斬新で、時々良いことも言っています(大学の生協でお薦め本として紹介されていたときは「それで良いのか!」と思ったが…)。「神秘というのは単なる情報不足の別称であることが多い」という一文には共感。

マリファナその...続きを読む他のドラッグの使用法や効用に、無駄に詳しくなれる一冊です。

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Posted by ブクログ 2010年04月14日

マリファナの魅力を知ってしまった筆者のアジア~中近東・エジプトまでの放浪系旅行記。お国が違えば文化も宗教も変わるし、ドラッグも変わる。日本と反対でお酒はダメでもドラッグOKの国とか価値観の面白さを感じた。ドラッグを手に入れるというスリリングなコミュニケーションをすることで、観光では体験できないことや...続きを読むその国の思想や歴史や国民性を知ることが出来る。しかし想像以上にドラッグが生活に根付いている地域があるんだなぁ。
2010/3/25(70-18)

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

わたしはこれを読んで旅に行きたくなりました。
かと言って麻枝さんのように過激なジャンキージャーニーでわなく、
普通に世界を見てみたいと思った一冊。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

マリファナに惚れた若者のマリファナ探しの出会いと発見の旅。ロードムービー的貧乏旅行記アジア中東編。 麻薬を毛嫌いする人も、本書を読んでみたら良いと思います。物事の多面性を知るような、そうでもないような、上手く言えませんけれど、旅人の見る世界観に実世界があったりします。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

中々面白いです。
マリファナ(そのほかのドラッグも出てきますが)を求めて世界中を旅した話。
すごい行動力!

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

上海への電車の中で会った日本人にもらった
なんとも危ういタイトルの本。
その日本人がマリファナ愛用者ってわけではないんだけど。

著者が実際に体験した事をまとめた旅行記で
上巻はアジア・中近東編、下巻は南北アメリカ編になってます。
学生時代の韓国旅行でマリファナの味を知った彼は
卒業後の旅先でも行...続きを読むく先々でマリファナやそれに順ずるものを求め
時には逮捕の危険に直面しながらマリファナに彩られた旅行をしていくというストーリー。

年代がちょっと古いけど
普通の旅行記のように各国で感じた事や考えた事に関する記述もあって
なかなかおもしろいです。

タイトルからもわかるとおり、彼はマリファナ肯定派。
中毒性のあるタバコやアルコールよりよっぽど安全だろうという事。
大麻に含まれている成分に中毒性がないとしても
そこに存在する快感それ自体がおそらく中毒を越えるほど
繰り返して体験したいものなんだろうし
(作中の著者のマリファナに対する執着心を見るとそう思う)
裏社会の資金源になるケースが多いだろうから
避けたほうがいいと思うけど。

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