あらすじ
廃園になった今も、無数の花が咲き乱れる街はずれの遊園地。そこには、謎めいた青年が守る秘密の動物霊園があるという。「自分が一番大切にしているものを差し出せば、ペットを葬ってくれる」との噂を聞いて訪れる人々。せめて最期の言葉を交わせたら……。ひとと動物との、切ない愛を紡いだミステリー。
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Posted by ブクログ
廃墟になった遊園地にある、花が咲き乱れる庭園。そこにあるのは秘密の動物霊園。
相変わらずはなしの内容は重めだけど読みやすい。
墓守の青年は、月の光の下でだけ人間と意思疏通ができる。
森野くんが謎を解く、というか、呪いを解くというか暴かれたくないものを暴くというか。
どれも切ないはなし。
似鳥さんの本と平行して読んだので、動物との関係を考えてぐぬぬとなる。
デカルトが唱えた「動物機械論」。動物行動学では、動物は感情がないよくできた機械だという態度を今も取っているのだとか。うーん、あんまり人と同じに考えるのもどうかと思うけど、これはこれで極端だなー
ビッグフットのはなし。最後に出した答えが辛い。知能を持ったインコのはなしも。
最後に森野くん本人のはなしが知りたかったなあ。
Posted by ブクログ
"真実は目に見えない"
そんなところかな。
クマネズミの章では、なんとなく『新世界より』のバケネズミを思い出してしまった。
"戦士"という表現がひっかかったのかな?
アマラとカマラの丘 -ゴールデンレトリーバー-
ブクウスとツォノクワの丘 -ビッグフットー
シレネッたの丘 ー天才インコー
ヴァルキューリの丘 ー黒い未亡人とクマネズミー