あらすじ
「ガラクタ伯爵は、自動人形しか愛せない」 そう噂されている青年アダムと、人形のような伯爵令嬢セラフィーナは婚約することに。それは困窮している彼女の家を救う代償として、彼が求めたことだったはずなのだが……。アダムの城へ着いた彼女は、出会ったばかりで押し倒されてあげく、冷たい言葉を投げかけられて!? 契約からはじまる、不器用な変人伯爵とのラブファンタジー。
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面白かったです。
最初はガラクタ伯爵がガラクタ過ぎて嫌悪感を覚える程だったけど、読み進めていくうちにその世界観に一気読みしてしまった。最後のお話『人形の花嫁の思い出』でガラクタ伯爵の好感度が少し回復したよ。最初はセラフィーナからだったのか! ふふふ。
Posted by ブクログ
ヒロインのセラフィーナは、母や兄に愛されていないと思い、人形のように感情を外に出さないように暮らしていた女の子。一方、ヒーローのアダムは人形に囲まれ、自動人形しか愛せないと言われている。
借金のカタにセラフィーナに求婚したアダムは、爵位のために結婚しようとしたのかと思いきや、人形のように感情を出さないセラフィーナには冷たくて、でも行動はすぐに寝室に連れ込んだり、ちょっと違う感じ?って
アダムの言葉が足りなくて、セラフィーナがもんもんとしてたりする前半はちょっと物足りないのですけど、だんだん二人が気持ちを通わせていってるのが分かるので、後半は一気読みです。
脇役のバートランドとシェリーもいい味を出してて、バートランドはほんとは人形なの?って思うくらいの優秀さです。
悪役も最初から予想は付きます。
予想外だったのは、セラフィーナの母親かな。セラフィーナに関心がないのかなと思っていたのに、後半結構愛はあったのねって感じ。ちょっとぶっとんでますが。。。
セラフィーナが大事にしていたアリーセの作者はアダムなんだろうなってのも予想は付いたのですが、それが本編で語られることがなかったのは、ちょっと残念。最後に番外編みたいに小さな頃のセラフィーナとアダムが出てくるのですけど、本編でそれを触れたらよかったなぁって。アダムを一層好きになるセラフィーナと照れるアダムが見たかったです。