あらすじ
空港で出会った怪しい男たち。一方は白姫組をまとめる二代目組長、白姫耀。一方は勢力を拡大しようと来日したマフィア幹部、カールハインツ・ウルリッヒ。自分たちのシマを荒らされて黙っておくわけにはいかないと会合を潰しにかかる耀に、カールは苛立ちを覚えつつ興味を持つ。力に焦がれ、長という立場に固執するカールと長として人の上に立つことを当然とする耀。カールは嫌がる耀を無理矢理押し倒し―― 交わらない直線。譲ることのできない男たち。闘争の、幕があく――
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Posted by ブクログ
Soieさん2冊目のコミックス。絵柄も話も相変わらず独特だけど、なんか好きなんだよね~。ヤクザ対マフィアの設定が活かしきれてなくて残念さはあるし、登場人物も多い割に絡みが少なくて中途半端なんだけど。せっかく見目が良くて個性的なキャラをいっぱい作ったのに勿体ない…(涙)
あとメイン二人の感情も、読み手にはあやふやな印象。カールの耀への執着はわかりやすいけど、「好きだー!」みたいな恋愛ではなくて『相容れないけど惹かれずにはいられない』って関係性萌えなのかも。ラストには一緒に料理するほどの仲になったけど、ずっとこんな感じでお互いの立場故にハッキリとした恋人にはなれないのかな…。白黒つけたいタイプの人には、読んでいてヤキモキする関係かも( ・3・)
でもなんだかんだとセックスに持ち込むカールと流されまくる耀、可愛いんだよね(笑)
総じて雰囲気漫画という括りになりそうだけど、耀が豆寅と戯れる姿や下に慕われている話なんかはギャグテイストが効いていて面白いし、カールたちの出鼻を挫くために白姫組5人で会談の席に乗り込んだ場面は華やかでカッコ良かった!