あらすじ
「マスゴミ」「オワコン」と言われる新聞・テレビと、炎上などさまざまな社会問題をたびたび引き起こすネットメディア。これからメディアは、知の進化に貢献するのか、はたまた混乱の発生源となるのか――? 亀山千広フジテレビ社長、木村伊量朝日新聞社社長、川上量生ドワンゴ会長、アリアナ・ハフィントン、中川淳一郎、津田大介、東浩紀――さまざまなメディア人の「苦悩」を、元電通ビジネス・デジタル局長がインタビュー。
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Posted by ブクログ
ちょっと前の論考だが、いま読んでも十分に通用する。質の悪いコンテンツを質の悪い広告が助長するというネガティブ・スパイラルをどう打開するかが今後の問題と思う。
Posted by ブクログ
新聞、ネット、テレビ、ソーシャルメディアなどの切り口で、それぞれの世界の方にインタビュー。
媒体ごとの特徴を、彼ら自身がどのように捉えているのか、よくわかります。各媒体ごとに長所があり、それに誇りをもっているということがよく分かりました。
Posted by ブクログ
新旧メディア関係者の苦悩を語ってもらい、これからのメディアについて考える、という内容。なんだけど、第一章に関しては印象操作としか思えない酷いインタビュー記事。編集後の記事で会話のキャッチボールすらできてないってのは意図をもって編集したとしか思えない。
二章以降は僕みたいに社会の仕組みを知る前にインターネットにどっぷりはまった人には考える事の多い内容。視野が広がった。
Posted by ブクログ
既存メディアに視点をおきつつ、インターネットをはじめとするプラットフォームにコンテンツをシフトできない既存メディアおよび、プラットフォームを脱することができないネットメディアのジレンマを描いた興味深い内容でした。
Posted by ブクログ
ひとりひとりの話の内容が物足りないのはまぁそういう本だから仕方ない(笑)として、各メディア業界のトップ(またはそれに近い人物)をここまで集めたのは素直にすごいと思う。新聞社によってデジタル化に対する態度がはっきり違うのがよくわかるわ。
Posted by ブクログ
メディアとしての苦悩、新たなる希望を理解するのを助ける1冊だと思う。
・インターネットの登場が「企業」の社会性そのものを可視化させる
・メディアリテラシーを向上させなければ、情報の偏食が起こり、情報格差が進んでしまう
・ページビュー等価主義のネットビジネスでは、ユーザーやコンテンツ制作者へのリスペクトが足りない
Posted by ブクログ
電通でネット創成期から携わってきた、ある意味インターネット広告の目撃者でもある著者による、ネットを軸にしたメディアの今をめぐるインタビュー集。
各テーマごとの掘り下げ具合こそ、ページも限られていて、もうちょっと深掘りを!と思うところもないではないが、そのテーマごとの問題意識であったり、フィーチャーすべきポイントがまとまってる感じ。
公共性とマネタイズあたりがこれから主要な問題設定になってくるのかな。
Posted by ブクログ
まさに28人のメディアピープルの苦悩。たぶん聞き手の著者も悩んでいるんだな、と感じました。ただそれぞれの苦悩が細切れ過ぎでサワリの部分で終わっているところが苦悩を「困ったな…」に止め「苦しい…」にしていないのが残念。そこらへんもWEB的?プラットフォームとコンテンツの同床異夢の行く末は?その中でドワンゴの川上氏のきっぱりとした発言がとても印象に残りました。