【感想・ネタバレ】Dの眠りのレビュー

ひちわゆか / 如月弘鷹

突然原因不明の昏睡状態に陥った若者が死亡する、という事件が頻発していた。高校2年生の柾は級友の見舞いに訪れた病院で草薙傭と再会し、事件調査の協力を申し出る。一方、恋人の貴之とは冷戦状態が続き、柾はホテルに軟禁されてしまうが――。大幅改稿を加えた表題作、商業誌未発表作品「月の雫」&書き下ろしも収録。「TOKYOジャンク」シリーズ第3弾。

[ブクログ · ★★★★☆]

重い事件がメインのダークな展開で面白かった。物悲しい後味の事件であり、それは柾の心にも余韻を残していて…。これまで貴之×柾というカプには萌えはなかったのだけど終盤の悠一のマンションで取り乱す貴之の姿が胸に来た。書き下ろし『雪』で翁との関係性や貴之の心情が描かれていて理不尽とも思える貴之の行動の真意がわかり納得。同人誌作品『月の雫』は草薙の颯へのお仕置き編でえろえろ。よんぴーとかビックリ！この巻で草薙の印象がちょっと変わったかも？まだまだ読めない人ですね。新キャラ・オネエ外科医は個人的にツボ♪