あらすじ
今まで見えなかったものが見えてくる!
河合塾の人気地学講師が教える「じっくり、考え抜く力」。
「地学」という教科をご存じですか?
理科系教科の中でも比較的マイナーなこの教科の中には、
実は「宇宙」や「星座」、「恐竜」、「化石」、「天気」、「火山」、「地震」、「海洋」――など、
誰もが知っている身近なテーマに疑問をもち、考えるためのヒントがたっぷりと詰まっています。
さまざまな情報があふれ、私たちの生活は一見非常に便利になったように見えます。
しかし、一方で、「すぐに手に入る答え」にばかり目を向け続けたあまり、
本来の「自分の頭で考える力」を失ってしまってはいないでしょうか?
偉大な発見をもたらした科学者たちの多くは、
即効性ばかりを求めるのではない、共通したある「考え方の姿勢」のようなものをもっていました。
それが、この本でご紹介する「スローシンキング」です。
地学で扱うのは、何億年もの過去、深さ何千キロメートルもの地下の世界、何万光年も先にある宇宙の果て、というように、
ふだんの私たちの「常識」からは想像もつかないような壮大なスケールの世界。
そうした地学的なお話をふんだんに盛り込みながら、これまでになかった考え方のヒントをお伝えします。
*目次より
●なぜ、テレビでクイズ番組が流行するのか
●「覚える」くらいなら「考える」方がずっと楽
●「どこかに目を向ければ見える」はずのものが見えていない
●夜空を見上げて宇宙の限界を知る
●人類は自分たちを「家畜化」してきた!?
●マニュアルをつくり出す人、マニュアルに従う人
●道をはみ出さなければ「改善」はできない
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
クイズ番組流行ってますねー。
受験勉強における一問一答形式に慣れてやしませんかー。
プロセスを体験、味わう、楽しむのが人生!
自分の血肉にならず、素通りさせてしまうことのもったいなさ!
何にも残らず、天国へ。
そんなん、イヤだ♪
Posted by ブクログ
よる寝る前に薄い本を一冊読んでみた。
河合塾の地学の講師だが、インドを放浪したり、経歴が半端じゃない。
ビジネス書って、ドラッガーとかの焼き直しで何ではやるのかなと思っていたが、この本は、考え方を教えてくれる。
「新しい真実を追求し続ける人の頭の中には、無意識のうちに「すぐに答えのでないことについてじっくり考える」習慣がそなわっている」(p11)
頭の中にちょっと考え中ボックスをつくっておいて、いれておくて、ひょんなことからアイディアが生まれることがありますよね。
今、僕の考え中ボックスには、市町村の負担にならず、地域の要望にあった復興事業の発注方法が放り込んであります。ひょっとしていいアイディアでてこないかな。