【感想・ネタバレ】行動分析学入門 ――ヒトの行動の思いがけない理由のレビュー

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Posted by ブクログ 2017年12月02日

随伴性というもので人の行動に合理性を持たせようとする.
禁煙が続かない理由や上司や教師の精神論を持っていして叱ることの無意味さに随伴性というメガネを通した解釈を与えてくれる.

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Posted by ブクログ 2021年06月19日

入門よりも少し難しめ
しかし、一つ一つの言葉を噛み砕いて説明されているし、順番が疑問を解決されるような形でされているので、読みやすい

また実験や方法論まで触れられており、興味深かった

行動の原因を分析するために、好子、嫌子などを使う


フィードバックをよくする上司の部下は仕事が早い
目標達成す...続きを読むるにはちょっとずつの目標が必要
随伴性を意識することで、何かを止めることや何かを始めることができる、例えばタバコをなぜ吸い続けてしまうのかを考え、吸う前と後のことを考える
反応がないことで、人は行動しなくなる、例えばナースステーションにきでた人が反応されなるなると来なくなる

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Posted by ブクログ 2016年06月12日

行動分析学の第一人者である著者によって書かれた入門書。

すでにある程度行動分析学の本を読んでいたので、基本的な行動分析学のレクチャーに関しては既知のことが多かった。

行動分析学とは大まかにまとめると下記のようなことになる。
人間が行ある動をするかしないかは「心」「意志」といった内面的な部分では...続きを読むなく、行動の後に起こる快、不快によって決まる。
ある行動の後に快が起こればその行動は強化され、不快が伴えば弱化する。
快が起こす要素を「好子」、不快を「嫌子」とよぶ付随する要素全般を行動随伴性と呼ぶ。
上記を応用した、様々な組み合わせがある(好子消失の防止など)


スキナーの思想や言語活動に関する部分に関してははじめてのこともあり、この部分は学術的な部分で参考になったかも。

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Posted by ブクログ 2020年05月06日

 行動のすぐあと、あるいは行動と同時に起こる状況の変化と行動の関係が、行動随伴性である。
 「行動は、行動のもたらす効果によって影響を受ける」というのは、行動随伴性によって行動を見ようとする行動分析学の根本的な考え方である。
 行動の直後の状況の変化によって行動の回数が増えることを、専門用語では「強...続きを読む化」という。
 人間の行動は、行動の直後に出現の変化が起こると強化される、そして、この時出現したものを専門用語で「好子(こうし)」という(好子出現の強化:行動の直後に好子が出現すると、その行動は将来繰り返される)。
 行動が強化される時に行動の直後に消失するものは、「好子」の逆の性質を持つもの、すなわち「嫌子(けんし)」である(嫌子抄出の強化:行動の直後に嫌子が消失すると、その行動は将来繰り返される)。
 意識されなくても、随伴性が行動を制御しているのである。
 行動しても何も起こらなければ、いずれ行動はしなくなる。強化されない行動はしないのである。強化随伴性がなければ、行動は消えてなくなる。

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